2011年01月31日
手作りの木工スプーンやうつわ、ヘラの和樹
循環型たてもの研究塾が主催している家具作り塾の建物には
「和樹・なごみのき」という木工工房があります。
木工のうつわやスプーン、ヘラなど暮らしに使われる木工品を
作っています。木を削るカンナ道具や機械も独自に作り、かなり
こだわっている、そこの山上さんは笑顔のやさしい人です。
糸島や前原のクラフト仲間と一緒に、天神イムズに出展していて
スプーンやうつわ、ヘラなど人気があるようで、家具作り塾に参加している
山口さんが「使いやすいヘラを探しているけど、なかなか無くて」と山上さんに
相談したら、「気にいった形状を教えてもらえれば作りますよ」と。
1個でも作ってくれそうな話になったようで、これが「手作り」の良いところ。
人に会っていろんな話をしていると、いろんな事が生まれて楽しいね。
さがファンブログに「和樹(なごみのき)・杜のうつわ」を書いていますよ。
2011年01月06日
うさぎのうさこちゃんと作者ブルーナさん
今年の干支は「うさぎ」。ですから年賀状にはウサギの絵があり
いい大人が書いた賀状でもどれも可愛いものが多いです。
うさぎと来れば、去年の春の美術手帳に特集された、ミッフィで
あり、うさこちゃんの作者ディック・ブルーナさんとつながる。
正月は伊万里でのんびりして、去年に読み終えていない雑誌や
本などの整理をしていたら、美術手帳の表紙に扉から顔を半分出して
いるうさこちゃんを見つけ、またじっくりと読んでました。
タイトルが、「ミィッフイーの作者というだけでは語りつくせない
ディック・ブルーナの謎」と書いてあれば、どんな謎があるのかを
知りたくなるのが人情ってもんですから、こんなタイトルを見たら
読まずには入られないので、ほんとに上手なタイトルです。
うさこちゃんの特長はいくつかありますが、やはり一番に思うのは
表情の微妙なしぐさと、色彩の絶妙なバランスの「微妙と絶妙」。
色の三原色である、黄、赤、青を基調にしてストーリーにあわせた
色彩を配色しています。そして黒の縁取りライン。
色の三原色は、あまりにも見飽きているから、それらを混ぜ合わせた
新しい色を使いたくなるところを、あえて基本の三原色に、意味を
持たせ、うさこちゃんの思いや情景を表現し、ブルーナさん独自の
ブルーナカラーを創造し、グラフィックデザインとしてスゴイ。
今日の写真は、美術手帳のブルーナさん特集号表紙を拝借して
うさこちゃんの部分を大きくしてますが、うさこちゃんは誕生して
今年で56年、世界中で読まれているベスト&ロングセラー。
私も長女がハイハイするから頃から膝にのせて、うさこちゃんを
何回も読み聞かせてましたが、もし子供がいなかったら
ブルーナさんを知ることがなかったかも知れませんね。
絵本に興味のある方は⇒うさこちゃん
前に書いたブログの記事は⇒うさこちゃんの謎
2010年12月13日
波佐見焼の新しい食器・HASAMI
長崎県の観光案内パンフレットに紹介されていた焼き物が、
波佐見焼のHASAMI。
波佐見焼の後継者の人たちで作って、新しい波佐見焼だから
HASAMI と英語表記になり、自分たちの納得する
食器作りに重点を置いてと書いてあります。
カップのデザインを見ると、収納時のスタッキング(積み重ね)を
重要にしているようです。スタッキング自体はよくある機能ですが
デザインで気になるのが、カップの重さ。見た目では厚みがあるから
ちょっと重たそうな印象を受けるので、スタッキングを考えるなら
積み重ねても重くならないような「見た目の重さのデザイン」を
優先するとスタッキングの効果があるように思います。
しかし若くて元気な人が使う場合は「重さ」よりは、しっかりした
使いこなせる形状のデザインを優先したのでしょう。
いろんなデザインがあると使う人の選択幅が広がりますから
どんどん新しい食器を作りだしてほしいものです。
釉薬の色もカラフルにした新しい波佐見焼の食器で、こうやって
いろんな食器が出てくると、波佐見焼が元気な印象を受けますね。
2010年11月26日
ホーローのような赤いコーヒーカップ
この間、送ってきたデザイン専門誌を見ていたら、赤いホーローのカップが
紹介されていた。
かなり前には、カップやポットに琺瑯製品を使っていたことがあるけど
今ではほとんど使うことが少なくなったというか、使わなくなった。
使わなくなった理由に、レンジに対応できない点があります。
写真の赤いカップは陶製ですが、よく見るとホーローが少し欠けている
ような風合いもあり、かなりホーローに似せています。
ここまで似せるというか、こんなに琺瑯に近い感じに仕上げる
努力には敬服します。
そして、これは陶製ですから、レンジにも対応できるのがメリット。
本物に近い琺瑯の感触がでているだけに、きっと作った人は
かなり琺瑯が好きなんでしょうね。
こういう仕上げの陶製カップを見ると、まだまだ陶磁器素材と釉薬の
表現に、新たな可能性があるような気がします。
それにしてもほんとに良く似て、「そっくりで賞」を贈呈したいぐらい。
このコーヒーカップは⇒ コンラン ショップ
2010年10月28日
可愛いうさぎのラスク・果子乃季
黄色い袋には小さなうさぎの親子3匹が丸い月の中にいます。
十五夜のお月見では、
「お月さんには、うさぎがいて餅つきをしているよ」なんて
月とうさぎは何か関係があるようですね。
写真のラスクは、お月さんの丸い形は透明のままで、回りを黄色く
することで、お月さんのイメージをうまく表現するだけでなく
中身のラスク商品も見えるようにしてます。
「月卵(つきたま)ラスク」の細い手書き文字と白いうさぎの
親子が、繊細な手作り感とほのぼの感の両方を演出しています。
普通のラスクではなくて、月たまラスクと名づけて、類似品との
差別化を図り、和洋菓子専門の果子乃季さんの
菓子作りは、他のジャンルでもデザイン開発のヒントになります。
2010年08月27日
イタリア腕時計・スウオッチ
本当にイタリアのデザインには驚かされるし、楽しいデザインが多い。
スウォッチ「SWATCH」はスイス製の腕時計でイタリアンデザイン。
しかし、頭文字の「S」の意味はスイスのSではなく、セカンドの「S」で
次世代を意味していて、2番クラスの意味ではありません。
今までの腕時計の概念を越える、「次なる時代の時計」の意味です。
出張でミラノに行った時に乗った航空会社はイタリアの「アリタリア」。
機内に入ったら、「ボンジョルノ」の挨拶があり、そこから機内は
イタリアにいるような空気でした。
スチュワーデス全員がスウォッチを腕にしていたのには驚いたが、おかげで
ミラノのモンテナポレオーネ通りのスウォッチショップを教えてもらった。
プラスチック、ファッション、低価格というスイス時計らしくないコンセプトで
時計市場にデビューして、今では、プレゲ、ブランパンやオメガなどの
高級ブランドまでグループ傘下に治めている世界企業に成長し、
銀座通りの銀座7丁目には「ブティック銀座タワー」を作った。
この企業が生まれた背景には、日本製クォーツがスイス時計市場に脅威を
与え、その対抗策として誕生したそうで、競争は新たなエネルギー源になり
今もデザインと品質をベースに、スウオッチは新たな価値を作っている。
興味がある人はこちらを⇒スウォッチ・SWATCH
2010年08月17日
バードツリーなパズル
これを遠くから見ると、ただの丸い樹に見えるけど、鳥たちが樹の枝の間に
とまっている立体パズル。
もちろん、鳥は簡単に取り外せて遊べます。
3cmぐらいの厚みの木板を、糸鋸で加工したシンプルな木工品です。
どの鳥がどこの枝に合うのかと、実際に遊べるだけでなら「木製おもちゃの
パズル」なのですが、エッシャーの「だまし絵」のような面白さがあり
トリックアートの要素もありで、見ているだけでも楽しいバードツリーです。
樹の枝の間にとまっている鳥がどんな種類の鳥なのかはわかりませんが
「鳥」であることには間違いはない。これがデザイン的に大事なポイント。
親鳥らしいモノから小鳥のようなモノまで、大小さまざまな大きさと形があり
どれ一つとして同じものがありません。もちろん枝ぶりにも同じものがない。
カタチは似ているけど、同じではなく、微妙に異なっているのがミソ。
ずいぶん前のモノですが、見つけた当時は白木のままで若々しかった
のですが、子供のオモチャとして遊んでいたせいか、円熟の褐色に。
こうした時間の経年変化した姿を見るのも、木工品の楽しみのひとつ。
我が家に来てから30年ぐらいになる現役で、今も私が遊んでます。
2010年08月06日
無印良品の商品を空想する
「暑さ、寒さも彼岸まで」と聞くけれど、今年はこれが通用しないと
断言できるほど、今年の夏は暑いので、暑さ対策をしっかりせんば。
ところで、こんなのがあるとほしいなぁ~と、思うことはあっても
世の中には、まだ存在していないから手に入りません。
でも、そういう「ほしい」声を集めて、ある程度ほしいという声(数)が
集まったら、世の中に出してみようとしているのが
「空想生活」というサイト。
そして、「みんなで無印良品の商品を空想しよう」と、呼びかけて
空想生活というサイトの中には、「空想無印」のサイトを作って
無印良品の中で、こういうモノがほしいという声(アイデア)を
集めては、そのアイデアに対してみんなの意見を聞いてます。
ほしい声がいろいろありますから、ちょっと
のぞいてみるのも面白いですよ⇒ 空想無印
2010年07月12日
らしくないハサミ
前回のブログで紹介した、らしくないデザインのハサミの続き。
写真のように手の中に入る大きさで、薄い紙ぐらいは切れます。
一般的な指で持つ部分と刃先の間にネジがあるタイプでなく
和鋏のように金属素材のもつ「ばね性」というか「弾性」を
利用しているタイプです。
このタイプは、モノを切る前から、鋏を曲げるために指先に「力」を使い
そしてイザ、物を切る時には、さらに指先に「力」を入れるので
一般的なタイプに比べて、切る作業以上に疲労度が多くなりがち。
しかし、ちょっとした糸くずや紙を切る程度なら、鞄に入れても
安全だし、ハサミらしくないところが面白いですね。
写真を見てもわかるように、細い丸棒で作られて、刃先部分だけを削って
いるため、指先に負荷がかかるのを少し軽くしようとすると、平たい部分を
設ければいいのですが、そうすると全体のデザインバランスが
くずれてしまい、せっかくの「楽しさ」が損なわれてしまうから
やはり、このデザインに落ち着くようです。
赤い丸がストッパーの役目になり、ポイントにもなってます。
2010年07月09日
○○らしくないデザイン
上の写真は「ハサミ」です。本当です。
一体、どこに刃先があり、どうやって切るのかわかりますか。
いやホントに切れるのかと思わず疑ってしまったシロモノですが
ちゃんとしたキレモノです。
ハサミの大きさは、約8センチで、片手に入るサイズ。
以前、開催された「デザインコンペ」でグランプリ入賞した作品で
その後、おそらく商品化にはなっていないでしょう。
(銀座の伊東屋にも売っていなかったので)
有名な建築家のミース・ファンデル・ローエの言葉に、
「神はディテールに宿る」と、あるように
ディテール:DETAIL =細部の意味で、「物事は細やかな部分にも
気を配り、こだわる事が大切だ」という意味だと理解しています。
このハサミは紙や封筒は切れますが、手にあてても切れないハサミ。
手にあてても切れないから、カバンや洋服のポケットに入れても
安全なハサミのです。
刃先の角度は約80度ぐらいですから、とても鋭利な刃先でなく
「ハサミは切る道具=あぶない」という既成概念にとらわれないで
モノは切れるけど、あぶなくない安全なハサミと、一見すると
相反するようなコンセプトで考えて、どうも生まれたようです。
このハサミを見るたびに、
「新しいデザインを考える時は、既成概念にとらわれないで
自由な発想が大切だよ」と、いう声が聞こえてきます。
このハサミで切っているシーンは次回にでも。
2010年06月04日
お菓子の箱のデザイン
東京の目黒にある「パテスリー・ポタジェ」の箱には、丸い穴がある。
この店は、「野菜スイーツ」ですっかり有名になっちゃいました。
丸い穴の窓から、箱の中に入っているお菓子が少し見えるので
「何が入っているのかなぁ~」と箱を開ける前に、つい覗いてしまい
お菓子を「ちょっとだけ」見える楽しみがある。
もちろん、すぐに箱を開けたら、お菓子の姿が全部見えるのですが
食べる前に、ちょっとした「遊び」があるのがいいですね。
美味しいお菓子を食べている時は、自然に笑顔が生まれるけど
食べる前からワクワクさせてくれる、「優れモノ」のパッケージ。
パッケージの役目には、中に入っているモノを「安全に保護」する機能や
お店の名前を広報する以外に、「楽しさ」を演出することもできます。
美味しいお菓子を食べるだけでなく、こんなちょっとした遊びがあると
お菓子と一緒に過ごす「時間」を、より楽しくさせてくれる。
野菜スイーツの店ですから、野菜色のグリーンをポイントにして
白い色との組み合わせで、清潔感や新鮮さを表現して、これはよかね。
2010年05月31日
クジラの巻尺
デザインをするという職業がら、興味があるものを計測するので
スケールやメジャーは身近な道具になっている。
この間もワインボトルの直径と、日本酒の4号瓶を計ったら
ワインボトルが70~80mm、日本酒の瓶は75~85mm、
そして、芋焼酎の4号瓶は80mmぐらい。
気に入っているそば猪口は、そばのつゆを入れるのは無論のこと
緑茶やロックでウイスキーを飲むときなどに使っていて、これの
手に持つ部分を計ったら、直径が80mmぐらいあった。
そんなふうに、身近なものを計るときに使っているのが
写真のくじらの形をした巻尺で、目の前の机の片隅に置いてます。
可愛い子供のクジラなので、名前は「コジラ」。
巻尺が口のところから出てきて、木製スイッチプレートを作っている
伊万里の木工所、「樹の森さん」ちのオリジナルです。
詳しいことは、こちら⇒ 樹の森
2010年04月20日
老舗・虎屋のゴルフ最中
デフレとか、景気が今ひとつなどの声を聞くけど、経営を長く継続して
いる老舗企業ですと、いろんな経営危機を乗り越えてきて今日に至って
いるわけですから、そこには経営の参考になる何かあるのではと思い
400年の和菓子の老舗・虎屋のホームページを見てました。
羊羹や最中をはじめ数ある和菓子の中に、写真のゴルフボールの
形をした最中があり、その名も「ゴルフ最中・ホールインワン」。
最中とスポーツのゴルフボールを組み合わせたものですが
このゴルフ最中が誕生したのが大正時代ですから、随分と早いのに
驚きました。昭和の戦後でも早い方だと思うけど、大正時代とは。
老舗と聞くと「伝統」を一番最初にイメージするので、最中の形には
桜や扇、鶴などを思い浮かべるけど、まさかゴルフボールの最中を
作っているとはねえ。
大正時代でゴルフはまだまだ一般的なスポーツではないのに
ゴルフボールを最中にするなんて、虎屋には「進取」とか
「斬新」な経営姿勢を感じます。
今よりも経営内容を良くするには、良い企業を参考にするにも
ひとつの手ですから、虎屋のホームページには業種は違えども
伝統に関連した仕事の取り組み方の参考になりますから
虎屋に興味があれば、ぜひ上の赤文字をクリックしてください。
2010年04月16日
桜の花びら石鹸
すでに伊万里では桜も散って、すっかり葉桜になってますが
今週は寒さがぶり返してきて、葉桜さえも忘れるぐらい。
桜の季節は過ぎてはいるけど、写真は桜の花びらのような紙石鹸。
紙石鹸なんて、子供の頃に使った記憶がありますが
かわいい花びらの「さくら石鹸」を見るだけで花見になるね。
以前から存在しているモノでも、姿・形に「デザインの力」が加わると
様変わりして、価値が高くなる良い見本です。
作っているのは北海道の⇒GEL-design
2010年04月14日
うさぎの椅子
ちょっと写真が小さいので、幼稚園で使うようなかわいいサイズのようにも
見えますが、写真のうさぎ椅子は一般的な椅子です。
「うさぎ」のような形をした椅子の愛称は、そのまんまですが「ラビット」。
これをデザインしたのは、SANAA(サナア、妹島 和世+西沢 立衛)。
つい先日も、「建築のノーベル賞」と称される、プリツカー建築賞を受賞し
世界を舞台にして活躍して、注目されている建築家二人です。
そして、ラビット椅子を作っているのは、広島の老舗メーカーのマルニ木工。
インテリアの見本市で有名なイタリアの「ミラノサローネ」にて
2005年に発表されました。
椅子の座と背もたれに使用している、木材の「ブナ」の弾性を活かすように
デザインされています。
脚と座、背を最小部品で構成している椅子は他にもありますから、どうも
最初から「うさぎ」をイメージしていたのではなく、おそらく背もたれ部分に
背骨が当たらないようにと考えて、背もたれの真ん中を空けるように
デザインしたら、結果として「うさぎ」のようになったのではと勝手に
推測しています。
成型合板などで座と背を一体にした椅子はすでにありますから
最小のパーツで、最適な座り心地を求めたのかも知れませんね。
詳しくはこちらを→NEXTMARUNI
2010年04月07日
果物のメモ用紙
*前に書いた関連する記事は→こちらをクリック
以前に、このブログで紹介した、アップルの形をしたメモブロック。
別の写真が見つかりましたので、再度の登場です。
このメモブロックは、アップルと洋ナシの果物ですから、保護するのも
果物らしいクッション材までが、ちゃ~んと付いている。
こういうところにも、こだわっているから面白いね~。
木の軸や、中には種までプリントされて、かなりこだわってます。
人がお~っと驚くには、「こだわり」が大事ですが、こだわりのなかで
使い方、素材、機能性、価格、などいろいろあるけど、やっぱし
一番重要なのは、外観のデザインで「見た目」ですぞ!
これをデザインしたのは→DーBROS
2010年03月12日
辛そうで辛くない?
桃屋という会社のCMは面白いので、少し気にかけていたら
今度はCMではなくて、ラー油の商品名に面白いのが出てます。
「辛そうで辛くない、少し辛いラー油」と、ちょっと長いネーミング。
結論的には、「少し辛いラー油」なんですが、これだけではいかんせん
インパクトが何もありませんから、商品名を覚えてもらうには弱い。
「辛そうで辛くない」と、相反する意味合いを付けて、見た人の
頭の中に「一体、どっちだよ~?」と考えさせ、これで「辛」の文字が
3つになる事と、文字を赤色にして「辛くない」を印象づけている。
ですから、「そんなに辛くない」ラー油なんでしょうね、たぶん。
味覚は個人差があるので「少し辛い」と云われても、どれぐらいの
辛さかは食べてみない限り、わからない。
これは、面白そうで面白い、かなり面白いネーミングです。
2010年03月04日
アップルの形をしたメモブロック
どうも、食べ物ネタが続くのは、食い意地がはっているのと、食べ物に
関心がツオイせい。(ツオイはツヨイの強調形だと、勝手に作りました)
ですから、今日も果物のりんごと洋ナシのネタですが。
電話をしている時などには、話の途中でメモをとることがあり、電話のすぐ
そばには、ボールペンやメモ用紙を置いてます。
そんなメモ用紙にはハート形やカラフルなものなど、いろいろあるけど
写真のような、メモブロックは珍しい。
そのまんま、りんごの形を縦方向に薄切りしたメモブロックとはね~。
メモ用紙は薄い紙を横にして重ねたのが「使い易い」から、メモ用紙を
縦方向にするとは思いもつかない。
「使い易い」という事よりも、こんなのが机の上に置いてあると楽しいね~
の方を優先して、思わず触って見たくなる存在感があり、見ている
だけでも楽しくなる。
この商品の名前は、「KUDAMEMO=くだめも」で、りんごの他には
「洋ナシ」もあります。
これが6個入ったパッケージは、まるでみかん箱のようで、これも楽しく
遊びの栄養が満点で、思わず微笑んでしまう。
詳しいことは→DーBROS
と英文字なのですが、日本人のデザイナー集団です。
ここのホームページは、デザイナー集団だけに面白いですよ。
2010年01月29日
バレンタインのチョコビール
サッポロビールとロイズチョコのコラボレーションで生まれたのが
写真の「ショコラブルワリー」。まあ~平たく言えば「ビールのチョコ味」。
どちらの企業も北海道がキーワードでつながっているし、どちらも気に入って
いるとこなので、これを見たらだまって通り過ぎるわけにはいかない。
まだ1月とはいえ、バレンタインはもうすぐ目の前だし、このチョコビールは
どちらから仕掛けたのかは知りませんが、ビール好きでチョコ好きな人には
微笑みがこぼれる嬉しい商品だ。正統派ビール党からはおしかりを受けるかも
知れないけれど、まだ見知らぬ味に出会う楽しみの方に惹かれてしまう。
以前に札幌に出張した時、バーテンダーに薦められたのが、ウイスキーの
ホットミルク割りで、たぶん「カウボーイ」と云う名前だったが、寒い季節に
初めて出会った味わいだが、北海道だから旨かった記憶がある。
今回のチョコビールじゃなかった「ショコラ・ブルワリー」を作っているのが
サッポロビールとロイズチョコですから、先入観を持たないで飲んでみよう。
2010年01月28日
木のオモチャ
ずいぶん前ですが、木製おもちゃのデザインを浅草の玩具メーカーから
依頼された事があり、チームのメンバーでデザインスケッチをする前に
「おもちゃって、そもそも一体何?」って話から始まり、関連する図書や
雑誌などを集めて、そして知ったのが、おもちゃの「語源」です。
小さな子供や赤ちゃんの手に持てるように、「は~い、これを持ちなさい」と
言うかけ言葉の「お持ちなさい」から「お持ちや」、そして「おもちゃ」となった。
ですから、小さな子供の遊び道具の、「手に持つ」モノをさしている。
最近の子供たちの手にはどんな「おもちゃ」があるのか、よく知りませんが
木製おもちゃは、手の肌触り、ぬくもり、やわらかな音、安全性など
小さな子供にとって一番適した素材なのは変わらない。
写真の飛行機オモチャはフィンランドに出かけた時に、ヘルシンキの
デザインショップで見つけて、素直な飛行機らしさが気に入っている。
このおもちゃの飛行機は家に来てから30年で、とっくに子供の手から
離れてしまい、今では私の机の上に置いてある。