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2010年09月13日

ヒット商品のノンアルコールビール



ちょっと円高が気になりますが、今年の猛暑の夏のヒット商品には
「ノンアルコールビール」があります。
ノンアルコールビールは30年ぐらい前にも出て、長続きはしなかったけど
今年の暑さと交通ルール規制強化のせいか、ビールメーカー各社から
今年はノンアルコールビール商品が相次いで出てますね。
生ビールを飲みにいった、居酒屋のメニューにも登場しているぐらい。

夏前に一度発売したら、すぐに在庫切れになってしまい、生産調整してから
本格的に全国発売されたのが、写真のサントリー「オールフリー」。
カロリー・糖質・アルコールを「ゼロ」にして、爽やかな印象のデザインに
なっているのは、女性の購買層を設定しているようにも取れる。

これはビールじゃないので、いかにもビールなようなボトルデザインの
においを消して、アルコールがゼロなので、「ビールテイスト飲料」と
なってます。アルコール分を無くした以上は、同時にビールのイメージを
消したボトルデザインが求められ、これは無難に仕上げてますね。
ビールじゃないので清涼飲料水というよりは、「ノンビール飲料」と
いうジャンルができるかも。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:05Comments(0)ビジネス

2010年08月30日

5本指のソックス



日本の靴下の歴史に、大改革を起こしたといえるほどの5本指ソックス。
この5本指ソックスを見た瞬間、「お~、これこそが靴下だ!」
出会った時に履いていた靴下をすぐに脱いで、お店で即、履き替えました。
最初は、5本指ソックスに指をひとつずつ入れていくのに、少し手間がかかった
けれど、1分ほどで両足の10本の指に気持ちよく履けました。
足の指の1本、1本が気持ち良さそうで、喜んでいるようでしたよ。
指へのストレスが減った印象でした。

今まで履いていた靴下を眺めながら気づいたのは、
そ~か、この靴下は、5本指ソックスが生まれるまでのツナギの役目だった。
ずいぶんと長いつなぎ役ですから、野球で言えば、ロングリリーフでしょうか。
いえいえ、靴下が出来たときからですから、長い先発投手でしたね。
手の指も、足の指も5本づつあるから、靴下も5本指靴下があるのが普通。
5本指ソックスが生まれたのは、医療用がきっかけだと聞いてますが
気持ちの良さは、履いた人しかわからない。
今ではテニス用から仕事用まで全部、5本指ソックスに入れ替わった。  


Posted by デザイン散歩 at 19:02Comments(0)ビジネス

2010年07月20日

カレー専用の鍋!



最近の日経MJを見ていたら、新商品ニュースに横浜カレーミュージアムの
プロデューサだった人が、カレーをテーマにしたコンサルタント会社の
カレー総合研究所」を作り、そこが開発したカレー専用鍋がでてました。

梅雨もあけて暑い夏がやって来ると、カレーの季節となり
TVのCMにも、カレーがよく登場してきますから、カレーの季節の
前にタイミングよく、カレー専用鍋を紹介してます。

おいしいカレー作りにこだわると、ステンレス鍋や鉄鍋でなく、どうも
厚めのアルミ製鍋に落ち着くようです。
まあ~、カレー専用鍋なんですが、シチューなどの煮込み料理やおでんも
結構、いけるような印象があるカレー専用鍋です。
肉や野菜の旨みが活きるアルミの無水鍋とうたうよりは、カレー専用鍋と
したほうがインパクトがあり、カレー好きな人の関心を呼ぶことでしょう。

厚めのアルミ蓋ですから重みもあり、黒のボディ色は専門性(玄人)っぽい
効果をだし、なんだか無難にまとめてます。  


Posted by デザイン散歩 at 15:07Comments(0)ビジネス

2010年07月16日

1日2000個売れてるプリンのカップ



今日の写真のガラスコップは、前回に紹介した「1日に2000個
売れてるプリン」を入れている容器です。

表側には「マーロウ」のイメージマークである、ハードボイルドな
イラストがプリントされてます。

そして反対側には、200mlの容量がわかる数字があり
プリンを食べた後、メジャーカップとしても使えるようになって
また、ガラス素材も普通なものでなく「パイレックス・PYLEX」と
耐熱ガラスを使ってますね。
カップの上のほうに少し「ふくらみ」を作ることで、手に持っても
滑りにくいような効果を用意したようにも思えますが、この
ふくらみがあることで、ガラスに柔らかな表情がでています。

美味しいプリンを食べることと、食べ終わった後のプリンカップの
「りユース」も考えられた、総合点の高いスイーツですね。
  


Posted by デザイン散歩 at 15:03Comments(0)ビジネス

2010年06月26日

安売りに頼らないビジネス



まずは昨日の早朝、ワールドカップの決勝進出!ほんとうに良くやったね!
フリーキックの2本は、どれも素晴らしいシュート!
そして3本目は本田選手が自分でシュートせずに、キーパーを引き付けて
余裕のショートパスで、岡崎選手がシュート!良かった!良かった!

もう一つ良かった別の話は、水曜の日経MJにスーパーの特集記事です。
「安売りに頼らない」ビジネスモデルとして、スーパーを紹介しています。
スーパーの記事だからといって、建設業や製造業、飲食業には
全く関係ないとは限りません。
特集記事の中には福岡に出かけた時に、たまに立寄るスーパーの
「ハローデイ」も紹介されており、ここはあい変わらず視察が多いようです。

スーパー業界は「低価格路線」と、「価値訴求型」の2極化になっていると
記事にあり、ハローデイは後者の「価値訴求型」の店舗で、ここ10年度
18期連続で増収増益となり業績が伸びています。
ハローデイの経営者が「競合店のせいでなく、毎年、売場や商品を
改善すれば、売上は伸びる」と断言してます。
業績を良くするには「日々の改善、カイゼン」と語ってました。
どんな些細な点でも、お客さまが喜ぶような「改善」をする。  続きを読む


Posted by デザイン散歩 at 13:10Comments(0)ビジネス

2010年06月19日

売上が増えたちゃんぽんの理由



長崎ちゃんぽんのリンガーハットでは、ちゃんぽんに使う野菜を
「国産」のものに切り変えています。
外食業界は「低価格」を打ち出している傾向がありますが、あえて
低価格の土俵には乗らないで、使う野菜を輸入品から国産にしています。
そのため従来の価格より少し高くなるため、さらに売上減を心配するけど
むしろ「国産野菜」と表記することで、食の「安心感」を高めています。

安い価格品を選ぶのか、それとも安心・安全の方を選ぶのかは「選択権」は
お客にあり、どちらにするかは「お客」が決定します。
この場合は「安心・安全」の方が、低価格よりも「価値の重心」が移り
リンガーハットの長崎ちゃんぽんの売上が増えたようです。



ちゃんぽんの味は変わらないまま、国産野菜に変えただけです。
ですが、値段が数十円でも高くなると、売上に影響する時代ですから
国産野菜に切り替えるのは大変な努力が伴います。
そして、主要野菜の原産地を書いたパネルをお店の入り口に置いて
お客さんに安心感を「伝わる」ようにしており、これが大事!
商品の「価値」と、その価値をわかるように「伝える」ことですね。
国産野菜と表記するのでなく、「日本の野菜を食べる」とした
キャッチフレーズはわかりやすく、インパクトがあり、変にこだわった
フレーズを考えるよりも、素直な表現のほうが
どうもお客さんには「わかりやすい」ようですね。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:09Comments(0)ビジネス

2010年06月16日

日経MJ・2010上期ヒット商品番付



こうした記事を見るたびに、もう今年も半分過ぎたんだねと思ってしまう。
今朝届いた日経MJには2010上期ヒット商品番付が掲載されて
東の横綱は不在となり、西の横綱には「3D」がなってます。
3D映画のアバターを観たときに、画像の立体感が生み出す
迫力あるワクワクは、観終わった後もその凄さが残ってました。

初めて3D映像を見たのは、20年以上も前の東京ディズニーランドだった。
観客全員が黒っぽいメガネをかけている風景もまた面白かったね。
スクリーンに映っている映像は「平面的」な画像しか見ていなかったので
自分のすぐ目の前に人物が立っている距離感覚に驚いたというよりも
手を伸ばせ、届くところに存在している感覚に「衝撃」を受けた記憶が
今でもしっかりと残っています。あの瞬間には「オ~~」と声を出して
思わず手を伸ばしてました。
そして、テレビ業界も3DTVが登場し、今年が「3D元年」としている。
大関にはスマートフォンと龍馬で、どちらも納得の大関ランクですね。

2010上期のヒット商品の生まれた背景や価値観など、こういう解説は
日経MJならではのキーワードで紹介されており、記事をそのまま鵜呑み
するのではなく、自分なりに探ってみると、新商品を開発する場合に
自分で「考える」習慣をつけるには参考になりますね。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:09Comments(0)ビジネス

2010年06月06日

チェルシーのチョコレート



「ほ~ら~、チェルシーィ~~」と、CMの歌がパブロフの犬のように
すぐによみがえってくるほど、スカッチキャラメル・チェルシーの
CMをよく覚えている。

わざわざ「バタースカッチ」って書くぐらいだから、ただのスコッチじゃあ
ないようで、なんかこだわりがあるようにも思えるし
CMの歌は覚えているけど、口にしなくなって、たぶん20年以上
ぐらいにはなるじゃないかと思う。

そのチェルシーが誕生してから39年になり、記念に特別な
キャラメルでなくて、チョコレートを発売している。

39年ですから、アラフォーの仲間入りなんだけど、お菓子の世界で
こんなに長く愛されているキャラメルってのは、独自性というか個性が
あるからで、やはり他にはない商品の「価値」をもつ事が大事ですね。
  


Posted by デザイン散歩 at 12:41Comments(0)ビジネス

2010年05月07日

ハッピーターンはロングセラー!



甘くて塩っぱいパウダーのソフトせんべい・ハッピーターンは
誕生してから30年になるロングセラーなお菓子です。
幸福(ハッピー)が戻ってくるよう(ターン)にと考えられた商品名。
そして、袋にも「おいしいって幸せ!」と書いてあり、確かに
美味しく食べられるのは幸せですね。

ロングセラーの理由は、ハッピーターン独特の、あの甘さと
塩っぽさが混じったパウダーの独特な味わいと、軽やかな歯ざわり。
ただの甘くて塩味のお菓子ではないようです。

30年間も売れているのは、たぶん時代とともに「微妙な変化」と
いうか、コンビニ用のサイズを用意するなど売場環境の変化に
対応してきたビジネスの成果でしょう。
もの作りにこだわると同時に、売り場環境や売り方の変化にも
対応してこそ市場に受け入れられるもの。

キャラクターのハッピー王国ターン王子のイラストも、お菓子の
ハッピーターンの顔をして、さりげなくたたずんでいるように
派手な宣伝もせず、努力の継続が30年につながり
食べる人だけでなく作っている人たちも、ハッピーなお菓子です。  


Posted by デザイン散歩 at 19:10Comments(0)ビジネス

2010年04月27日

銀座のレトルトカレー



神奈川でハムやソーセージなどを作っている、知り合いの会社から
レトルトのポークカレーが出ていて、インターネットのカレー人気
ランキング投票で、3番目になったような事を聞いた。

この会社は養豚場も経営して、豚の育て方に独自な方法があり
その豚には、「やまと豚」という名称を付けています。

同業他社との違いを打ち出すには、独自な「名称」が記号となって
商品の価値を高めたり広めたりするので、ネーミングは大事です。

主たる業務は食品加工業ですが、銀座や青山、横浜に豚肉専門料理店を
4店舗も営業して、自慢の「やまと豚」を使った豚料理をだしている。

詳しいことは ⇒ フリーデン  


Posted by デザイン散歩 at 18:55Comments(0)ビジネス

2010年04月22日

1日2000個の人気プリン



日経新聞の土曜版に紹介されていたのが、プリンの特集でした。
数あるプリンの中で人気№1が、葉山のレストランのデザート
マーロウのカスタードプリン」。

店の名前を知ったのは、逗子に住んでいる先輩デザイナーのNさんから
「マーロウのプリンって、どうって事のないプリンが近くにあるけど
1日に2000個も売れているんだって」と、聞いたのが最初。
そして、「普通のガラス瓶に入って、探偵マーロウをイメージした
イラストがプリントされている、どうってことないガラス瓶で、しかも
値段が1個630円もするのに2000個も売れているんだって」。

レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説に登場する私立探偵の
フィリップ・マーロウの名前をレストランの名にしているぐらいだから
きっと、レストランのオーナーは
「タフでなければ生きていけない。優しくなければ生きている資格がない」
という名セリフが気にいっているでしょう。
小説が映画にもなり、渋い俳優のロバート・ミッチャムが出ているのを
何回か観たことがあり、「さらば愛しき女よ」だったかな。

葉山のレストランのデザートが、今では1日に2000個以上も売れるほど
の「カスタード・プリン」になり、日経新聞にも登場する時代です。
Nさんとマーロウのプリンの話をしている時に、Nさんから
「話だけでは何だから、そのうちにマーロウのプリンを送ってあげるよ」で
終わり、あれから1年以上は過ぎて、この間も電話やメールで近況の
話をしているのですが、いまだ味わう事なく今日に至ってます。
コレステロールが高いから、お医者さんからは卵を控えめにと言われて
いるので、マーロウのプリンは届かないほうが体にはいいようですが
ハードボイルド(かたゆで玉子)小説の主人公が作るのだから、とろとろ
ふんわりプリンでない事だけは確かでしょう。  


Posted by デザイン散歩 at 19:08Comments(0)ビジネス

2010年03月23日

入賞した「納めの器」



昨年の6月から開発を始めた、伊万里鍋島焼の新作食器「納めの器」を
この2月のギフトショーに出展する時、同時に新製品コンテストがあるので
せっかくの機会だからとダメモトで応募したら、キッチン&ダイニング部門で
「準大賞」に選ばれました。
応募するには、応募用紙に書かれている質問項目に書くのに30分も
かからず、写真を添付した応募用紙をメールで送っただけでした。
例え入賞しなかったとしても、入賞した作品との差(違い)を知ることできるし
何かのヒントにもなるから、応募することはプラスになりますね。

納めの器は冷蔵庫へ収納しやすいように、積み重ねられる容器で
「蓋が皿にも使える」という機能をデザインした食器です。



容器の形状は同じでも、窯元さんによって絵付けする文様がそれぞれ違い
来月の4月1日(木)から大川内山で始まる、「春の窯元市」から
お披露目して販売する予定です。

春の窯元市については→伊万里鍋島焼協同組合  


Posted by デザイン散歩 at 17:03Comments(2)ビジネス

2010年03月09日

セゾンのジャム



デパートの地下食品売り場で見かけるようになった、セゾンファクトリー

セゾンなんて名前とガラス瓶の英語表記から、外国の会社のようだが

日本の山形県にある会社で、1988年の創業で年商が30億ぐらい。

山形の旬の果物を中心に、ジャムや「飲む酢」などの加工食品を作り

そのどれもが、高級品に位置づけている。

中小企業の「あり方」のひとつとして、付加価値の高い商品やサービスを

作ることで、大企業の大量普及品との差別化を図り、独自性を出して

ブランド作りをしている。 独自な商品力・デザイン・情報発信などなど

「こだわり」を持つ地方の中小企業の経営ヒントがここにはある。
  


Posted by デザイン散歩 at 13:11Comments(0)ビジネス

2010年02月05日

新製品コンテストで準大賞を受賞!



昨日の夕方、ギフトショーの展示ブースで商品説明をしていたら、事務局の
人がやって来て、「キッチン&ダイニング部門の新製品コンテストの準大賞に
入賞されました。おめでとうございます」と云われた。

ギフトショーではコンテストがあり、ディスプレィやニューデザインなどあり
伊万里鍋島焼の「納めの器」が、ダイニング部門で入賞したのです。
まあ~、思いがけないご褒美をもらい、ほんとに嬉しいね~。
これも食器作りをしてくれた伊万里鍋島焼の窯元さんや関係者のおかげです。
表彰式の後はパーティとなり、伊万里から来ている皆さんと祝いの乾杯~。
こんな時に飲むビールやワインの味は格別だね~。



今回の伊万里鍋島焼の新作食器は、佃煮などを入れるフタ物容器を
開発したですが、このフタがお皿にも使えるのと、積み重ねができるので
冷蔵庫にも収納しやすい機能性をもたせた容器です。
ギフトショーには初めての出展ですが、コンテストで準大賞に入賞したのは
これを機会に、さらにお客さまに喜ばれる食器作りに、もっと
がんばりなさいよと云う、きっと天の声なんでしょう。
それにしても、嬉しさよりも疲れが顔に出ているね~。
  


Posted by デザイン散歩 at 12:53Comments(2)ビジネス

2010年01月05日

初ブログは「こしひかり」のお酒

2010年、新年明けましておめでとうございます。
昨日から仕事初め。年末から年始のこの時期は、いつもより日本酒を
飲むことも多いので、新年の初ブログは日本酒でスタート。



旨いお米の銘柄として知らない人はいないぐらいに有名な「こしひかり」。
こしひかりの「こし」は越後の「越」ですから、越後の新潟県が本場。
新潟県は、米良し、水良し、酒良しのところ。新潟県の町ごとに酒蔵がある
印象で、どこの地酒も旨い!(個人的には見附市の「日本刀」が合うね)
そんな、こしひかりの本場ならではのお酒が、「純米吟醸酒・こしひかり」。

こしひかりは酒米ではないけど、これを作った「宝山酒造(たからやま)」は
新潟を代表する「こしひかり」でお酒はどうだろうかと思ったようです。
同業他社の酒蔵が「やらない事をする」と、そこの独自性がでて
こしひかりの酒が入った瓶も、その「こだわり方」がしっかりと出ている。

あの店でしかとか、あの会社ならではという独自商品に「魅力がある」ことが
お客の評判を生むことになるのは、当たり前の事ですから、評判になるように
当たり前のことをする(良いモノを作て、伝える)だけです。

企業やお店にいくら独自な技術があっても、その価値を素晴らしいと判断して
認めるのは「他人のお客」ですから、、お客に支持され共感されるように
独自な魅力あるオリジナル商品や、お客が喜ぶサービスを創造すること。

今年も伊万里の魅力ある新商品開発やビジネスのサポートなどをしながら
伊万里から情報発信をして活きますので、どうぞよろしくお願い致します。  


Posted by デザイン散歩 at 15:05Comments(2)ビジネス

2009年12月29日

今年の納めブログ

今日は12月29日。昨日の28日が仕事納めでした。
そこで、「デザイン散歩+」のブログも今年の納めとします。
いろいろあった今年ですが、不景気だね~とか、厳しいね~とか
売れないね~と云った声を聞いたけど、事業のやり方を改良して
新商品の食器が売れたり、サービスを変えて業績がよくなった
いくつかの企業の手伝いをした経験から、今年の納めブログには
「売上を上げるには」をテーマとしました。個人的には売上げよりも
より充実した事業を続けることが大事だと思いますが。
それでは、売上を上げるには
①お客さんを増やす(自社の価値に共感してくれる人たち)
②お客さんの購買する商品の価格を上げるか、品数を増やす
③お客さんのリピート回数を増やす
のどれかです。

店の商品やサービス内容を良く知っているのは、その店や会社の人です。
しかし、「灯台元暗し」の例えがあるように、意外と「自社の価値」をしっかり
把握していない場合もあり、把握していないから、お客に商品やサービスの
価値をどう伝えるかという、「伝え方」がわからない場合もあるようです。

モノ作りする製造業のデザインを手伝っていると、モノ作りにこだわっている
職人的な経営者に共通するのが、「いいモノを作っていれば、売れる」と
思い込んでいるフシがあり、モノ作りに必要な道具にはお金をかけるけど
宣伝や広報活動にお金は出し渋る傾向をたまに見かけることがあります。
いくらこだわりの新商品を作っても、新商品の良さをお客に伝えなかったら
お客は店にやって来ません。それは新商品がそこにある事を知らないから。



写真は、歯磨き剤の「アパガード」。この歯磨きには「再石灰化」という
機能を持つ薬用ハイドロキシアパタイト成分がある歯磨き剤です。
この商品が売れるようになったのは、大手スーパーやコンビニの店頭で販売
されるようになったからですが、大手スーパーとの商談で条件が出ました。
それは世間で知られていない歯磨きだから、TVや新聞で広告宣伝をする事。
大手スーパーの部長の一言、「お客に知られてないモノは売れないよ」。
大企業が宣伝する商品は簡単に「鵜のみ」するけど、名前の知らない企業の
新商品は信用が無い(知られていない)から、売れにくいそうなんです。

そこで広告代理店の電通と広告会議をして、商品のキャッチフレーズは
一般的な「お口さわやか、白い歯~」路線ではなく、ヒネリを加えて
「芸能人は歯が命」として、TVや新聞で広告を始めたことで、やがて
売上が増えていった。アパガードを指名して買う「お客が増えた」のです。
それは、アパガードという歯磨き商品が存在することを知ってもらったから。
それにしても、最初のパッケージデザインのコンセプトは「美白化粧品」で
パッケージデザイン賞を受賞したけれど、だんだん歯磨きっぽくなるね。

ホームページやブログ、メール、DM、新聞折込チラシなど、商品やサービス
の事業内容や商圏によって、広報のやり方はいろいろありますが、商品の
価値に共感してもらえるお客に「知ってもらうように伝える」事が重要。
お客さまに「知ってもらう」ための広報のやり方を考えて、的確に実践して
そしてお客さまに喜んでもらうようにすることで成果につながるのでは。
来年をより良くするのは、今年のやり方を「改める」しかありませんね。

明日から来年の1月4日(月)まで、「デザイン散歩+」はお休みです。
ブログを読んでいただきありがとうございました。それでは良いお年を!  


Posted by デザイン散歩 at 19:19Comments(0)ビジネス

2009年12月28日

雑誌ブルータス・Casa



時々、雑誌や本を見に行く本屋さんは、「紀伊国屋書店」。
佐賀市にあるショッピングセンター「ユメタウン佐賀」の中にあり
在庫点数が多いので、たまに行っては店内をぶらついている。
そして、雑誌を買った後は、1階のスターバックスでコーヒーを
飲みながら、雑誌を読んでというか、雑誌を見ています。

今年のベスト○○や、2010年の○○予測などのタイトルが多いけど
来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」に関連する雑誌や本が目についた。
何といっても、福山雅治の人気だね。

デザインや広告関連のコーナーには、ブルータスCasaの最新号があり
「建築・デザインのベストヒット100」の特集号があった。
「見たい、行きたい、欲しい!2009年の話題がこの1冊に。」と
謳っていて、こういうキャッチフレーズは購買意欲をそそるように
上手く書いているね。

何事も、今より上手になるには、上手な人を手本にすることですから
自分の「見ていない、行っていない」、建築やデザインの情報を
知るきっかけになるなんてありがたい雑誌だ。
地方にいても、880円で世界の情報を知ることができるのです。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:11Comments(2)ビジネス

2009年12月28日

ちょと贅沢な珈琲店



ちょっと贅沢な珈琲店といっても高級カフェのことではなく、マキシムの
ドリップパックの商品名です。
たまにですが、朝から濃い目のコーヒーを飲んで、頭というか気分を
目覚めさせて、「カツ」を入れたい時がありますね。
年末のこの時期に今さら「カツ」を入れて、どうなるものではないけれど
気分をシャキッとするには、川風の寒風摩擦よりもコーヒーがいいね。

台所の引き出しを開けたら、「ちょっと贅沢な珈琲店」という、1杯分の
ドリップパックがあった。
コーヒー店と書かないで、「珈琲店」と漢字にする事で、本格的な
味わいが楽しめそうな印象を与えようとしている。



コーヒーカップの縁に、ドリップパックがうまく引っかかるように
工夫されて、こういう細やかな工夫が大事ですね。
成熟化社会で、物が余っている時代ですから、ほんのちょっとした
細やかな事が、大きな別れ道の分岐点になるのでは。
そいぎ、ドリップコーヒーは確かにちょっと贅沢な味がしたと。  


Posted by デザイン散歩 at 13:17Comments(0)ビジネス

2009年12月08日

バウムクーヘン・ねんりん屋



ブームの勢いが少しは落ち着いたような焼き菓子のバウムクーヘン。
そんなブームに火をつけたのが、バウムクーヘン専門店の
ねんりん家」です。

経営している会社はグレープストーンで、会社の名前を聞いてもすぐに
ピンとは来ないけど、「東京ばなな」を作っている会社と聞いたら納得。
東京のお土産を買う「客層」と「その嗜好」、そして「人数」が集中している
場所に出店することで、効果、効率の高いお菓子ビジネスを展開しています。

このブログではお菓子のネタを紹介していますが、それはお菓子の味ではなく
お菓子屋さんは家族で営んでいる「家業」が多く、また、生活に身近な商品と
してお菓子があるので、地方の小規模事業者の代表的な例として、また
馴染みの近い商品としてお菓子を参考に、商品開発やデザインなど
ビジネスのヒントになればと思って書いています。
いろんな商品があるのは、いろんなビジネスのやり方があることです。

バウムクーヘン・ねんりん家の場合は、和菓子や洋菓子のジャンルではなく
焼き菓子の中で、バウムクーヘンの「専門店」に特化しています。
バウムクーヘンはすでに良く知られているお菓子でもあり、今さら新しい
焼き菓子でもないのですが、「ビジネスの仕方」が新しい。
専門店に特化できるのは、競合する市場規模が大きくて、そこから大きく
一歩を抜き出るためには得策となりますが、地方では市場規模が小さい
から、和菓子や洋菓子をあれこれと用意しなければなりません。
あれこれあるから、情報が分散しがちですが、その中でも、「店の一押し」
商品やサービスを絞り込んで、集中することも必要になります。

肝心なのは、その事業所の「強み(特長)」を、市場(お客様)に伝えること。
その伝え方のひとつに、お菓子の場合は「パッケージ」が重要になり
お菓子を入れる「容器の箱」と位置づけるか、大事な情報ツールにするかで
お客様への「伝わり方」が分かれ道になる。

ねんりん家の包装紙は、「同心円」を描いて、色彩には焼き菓子の色の
優しそうなブラウンを使い、バウムクーヘンを上手にシンボライズしている。  


Posted by デザイン散歩 at 19:41Comments(0)ビジネス

2009年12月03日

2009年ヒット商品番付



12月になるとテレビや新聞などマスコミに、「2009年のベスト○○○~」の
ようなタイトルを見かけることが多くなります。

その中の第一弾、日経MJから「2009年ヒット商品番付」が発表された。
今年の東の横綱には「エコカー」で、西の横綱は「激安ジーンズ」です。

激安ジーンズとは、ユニクロを経営しているファーストリテイリングの子会社
ジーユーが販売している、990円ジーンズの事。
ユニクロでさえジーンズは2000円ぐらいですから、その半額は激安だね。

説明文には、「財布と心、あるいは地球の負担を軽くして、少しでも
生活を快く」とある。

キリンから出ている、アルコールゼロのビール風味飲料「フリー」が
東の大関にランクされている。で
今年の景況感から、消費者は財布をギューと締めて、生活の「軽」量化と
「快」適さの両方の価値に、暮らしの重点が移動していますね。

詳しくはこちら→日経MJ  


Posted by デザイン散歩 at 13:31Comments(0)ビジネス