らしくないハサミ
前回のブログで紹介した、らしくないデザインのハサミの続き。
写真のように手の中に入る大きさで、薄い紙ぐらいは切れます。
一般的な指で持つ部分と刃先の間にネジがあるタイプでなく
和鋏のように金属素材のもつ「ばね性」というか「弾性」を
利用しているタイプです。
このタイプは、モノを切る前から、鋏を曲げるために指先に「力」を使い
そしてイザ、物を切る時には、さらに指先に「力」を入れるので
一般的なタイプに比べて、切る作業以上に疲労度が多くなりがち。
しかし、ちょっとした糸くずや紙を切る程度なら、鞄に入れても
安全だし、ハサミらしくないところが面白いですね。
写真を見てもわかるように、細い丸棒で作られて、刃先部分だけを削って
いるため、指先に負荷がかかるのを少し軽くしようとすると、平たい部分を
設ければいいのですが、そうすると全体のデザインバランスが
くずれてしまい、せっかくの「楽しさ」が損なわれてしまうから
やはり、このデザインに落ち着くようです。
赤い丸がストッパーの役目になり、ポイントにもなってます。
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