日経MJの2010年ヒット商品番付

デザイン散歩

2010年12月22日 15:10



今年の2010年にヒットしたり、話題になった商品やサービスを
相撲の番付表のように紹介している、日経MJのヒット商品番付。
東の横綱に「スマートフォン」、そして西の横綱は「羽田空港」。
大関には「エコポイント」と「3D」で、関脇は、「猛暑特需」と
「LED電球」。小結に「200円台牛丼」と「坂本龍馬」。
どれもこれも話題になりましたね。
そして、前頭筆頭には「ドラッカー」と「トップナノックス」。

そんな中で、ちょっと気になったのが、今年の技能賞に選ばれた
「ゴパン」。ご飯とパンの語呂合わせネーミングもわかりやすい。
固いお米からパンを作るのですが、値段も5万ぐらいとそれなりに
高価格ですが、人気があります。
ヒットの兆しは、お米パンやコメ粉を使った加工食品が出たり
健康志向や新鮮志向(出来たて)の時流にも即しており
大量生産大量消費でなく、「食へのこだわり層」に絞っている。



発売と同時に注文が多くきて、生産が間に合わないので、受注を
中止したぐらいですから、不況のご時世では嬉しい悲鳴でしょう。
不況だからといって低価格にすべき商品もあれば、高価格に
なっても価値が高いので、ヒット商品になる場合もあります。
価値と価格のバランスを見ていると、値段の割りには価値が高い
商品に人気があるのは、時代が変わってもかわりません。
ヒット番付を見ていて思い浮かんだのが、「不易流行」。
ただ安かろう悪かろう商品ではなく、品質と価値が重要で
ヒット番付には焼き物関連の商品が紹介されていないけど
陶磁器商品の開発ヒントはちゃんと書いてありますね。

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