今年の干支は「うさぎ」。ですから年賀状にはウサギの絵があり
いい大人が書いた賀状でもどれも可愛いものが多いです。
うさぎと来れば、去年の春の美術手帳に特集された、ミッフィで
あり、うさこちゃんの作者ディック・ブルーナさんとつながる。
正月は伊万里でのんびりして、去年に読み終えていない雑誌や
本などの整理をしていたら、美術手帳の表紙に扉から顔を半分出して
いるうさこちゃんを見つけ、またじっくりと読んでました。
タイトルが、「ミィッフイーの作者というだけでは語りつくせない
ディック・ブルーナの謎」と書いてあれば、どんな謎があるのかを
知りたくなるのが人情ってもんですから、こんなタイトルを見たら
読まずには入られないので、ほんとに上手なタイトルです。
うさこちゃんの特長はいくつかありますが、やはり一番に思うのは
表情の微妙なしぐさと、色彩の絶妙なバランスの「微妙と絶妙」。
色の三原色である、黄、赤、青を基調にしてストーリーにあわせた
色彩を配色しています。そして黒の縁取りライン。
色の三原色は、あまりにも見飽きているから、それらを混ぜ合わせた
新しい色を使いたくなるところを、あえて基本の三原色に、意味を
持たせ、うさこちゃんの思いや情景を表現し、ブルーナさん独自の
ブルーナカラーを創造し、グラフィックデザインとしてスゴイ。
今日の写真は、美術手帳のブルーナさん特集号表紙を拝借して
うさこちゃんの部分を大きくしてますが、うさこちゃんは誕生して
今年で56年、世界中で読まれているベスト&ロングセラー。
私も長女がハイハイするから頃から膝にのせて、うさこちゃんを
何回も読み聞かせてましたが、もし子供がいなかったら
ブルーナさんを知ることがなかったかも知れませんね。
絵本に興味のある方は⇒
うさこちゃん
前に書いたブログの記事は⇒
うさこちゃんの謎