いくつか出てきたアイデアを、今度は「篩い・フィルター」にかける
といっても本当の篩いではなく、生産性というフィルターや
新規性のフィルター、時代性のフィルター、独自性のフィルターなど
いくつかのフィルターを通して、アイデアの整理整頓をします。
出たアイデアには「ここは良い」けど、この部分は「どうもだなぁ」
など、いろいろ散乱してますから、良いアイデアや、こうしたら
いけそうな気がするなど、整理していくのです。
整理とは「捨てる」ことですから、つまらないアイデアはキッパリと
捨てるのです。捨てることで、つまらないアイデアの未練を断ち切る。
断ち切ることで、次の「もっと良いアイデア出し」に集中します。
そうして今度は、篩いにかけて残ったアイデアを整頓していき
似たようなアイデアがある場合には、似たものグループに分けていく。
似たものグループの中には、いけそうなモノとこれはどうかなと
首をかしげるアイデアがあるので、似たものグループのなかでも
整理をして、捨てていきます。
でも、捨てるには惜しいアイデアがある場合には、ちゃんと残して
置くのも大事。捨てるには惜しいと思わせる「何か」があるから。
前回のアイデアを出す段階では、つまらないアイデアでの何でも
数多くだしていく「拡散」なのですが、ここでは篩いにかけて
良いアイデアだけに絞って絞り込んでいく「絞り込み」をします。
今回の「すべりにくい飯碗」で、絞り込んだアイデアは「段差」と
「ザラつき」の2つ。
このアイデア(言葉・文字など)をもとに、今度はカタチの
アイデアスケッチをします。
スケッチを考える方向は、
①段差をつけたデザインスケッチ
②ザラ付きのデザインスケッチ
③段差とザラ付きを組み合わせたデザインスケッチの3タイプ。
絞り込んだ3つのタイプのデザインスケッチを描くときは、
自由に無責任に、どんどん描いていき、数多く描きます。
スケッチを描くときも、自由に「拡散」していくのです。
明日は、すべりにくい飯碗のデザインが出来上がる予定。