鍋島青磁のぐい呑
シトシトと降る雨をみると、どうやら伊万里も梅雨入りに
なったような空模様です。
最近になって、晩酌には日本酒をまたちびちび飲むようになり
高台がちょっと長い酒器で飲んでます。
ちょっと長い高台なので、ここに指をかけるには具合がいい。
高台の低い酒盃では、器の口縁あたりを持つことになるけど
ちょっと高台を長くすると、プロポーション変わると同時に
飲みやすく使い勝手も変わります。ほんのちょっとですが。
モノのデザインを考えるときに、構成している「要素」を
まずは分解してみるのも、ひとつの手だと思う。
酒盃なんだから、こうあるべきだと枠を決めつけないで
生活や食習慣も変わってきたのですから、枠を壊すんじゃなくて
酒盃に酒をつぐ、酒盃を手に持つ、口当たり具合、洗うときや
収納するシーンなど、酒盃を構成する「要素」と「環境」などを
分解して、じっくりと見直してみる。
新しいお酒の楽しみ方を発見するために、錆びついて頭の中や
眼をクリーニングするのに、「要素の分解」は必要ですね。
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