使い心地と使い勝手

デザイン散歩

2011年06月20日 20:39



モノがあふれている時代になっていると、「使い勝手」の良さと
いう理由より、その人個人にとって「使い心地」の良さのほうが
どうも優先されるような気がします。

使い勝手の良さは言い換えれば、便利や機能のようなものですから
誰にとっても、あると便利とか役に立つという範疇になりますが
「使い心地」になると、心地が良いかあまり良くないって話になり
これはもう使う人個人、個々の判断に委ねられてしまいます。
酒器の盃で例えるなら、お酒を飲みやすい盃でなく、その盃で
お酒を飲んだら、より美味く飲めそうな気になる盃ですかね。

モノは作り手の「個人が感じる心地良さ」を、さらに追い求める
ことで、心地良い(=センス)モノに生まれ変わると思います。

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