バランスの良い手作りの木のへら

デザイン散歩

2011年06月27日 19:49



武雄市若木の「くぬぎの杜」と看板がある所で、家具作り
木工塾に通ってから知ったのが、同じ敷地にある
和樹(なごみのき)さんのヘラや器などの木工品です。

鍋などをかきまぜるヘラは右利き用が一般的ですが、ここ
では、「左利き用」のヘラも作っています。
こういうのが、手作りならではの良さですね。

ヘラは手に「握る」モノ。
握り具合を左右するのは「太さ」と「握りの形状」なので
自分の指の長さや手の握力などに合う太さだと、使い心地が
良いでしょう。
そして、デザイン的には、写真のように手に握る棒の延長上に
ヘラの「重心」があるほうが、使い心地の決め手になると
思います。使い心地のキモの部分は「重心のバランス」です。
ヘラを握った感じで、心地の良さを判断しがちですが、実は
良いモノは「重心のバランス」が縁の下に隠れています。

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