以前は、単に「スプレー」と言う名でとおっていたけど
最近は「ミスト」と呼ばれたり、そして今度は「フォグ」。
どちらも「霧」状態の様子ですが、英語の「フォグ」に
すると何となく「「新しく」なったような気になります。
資生堂のヘアースタイリング剤・
unoフォグバーのボトルには
unoの3文字が印刷ではなく、ボティに凹んでます。
この丸みを帯びたボディのデザインだから、形状そのものが
アイコンになり、わざわざ「UNO」の文字を目立たせなくても
商品としてのuno・フォグバーの「存在感」があります。
そして、unoの3文字が凹んでいるおかげで、持ちやすさという
機能性にもほんの気持ち程度ですが役立っています。
ボディが白色ですとunoの文字を黒や赤色などで印刷し、商品名を
目立つようにするのでしょうが、毎日のように使う日常品は
棚の上に毎日のように置かれるし、フォグバーを買った人は丸みを帯びた
白いボトルを見れば、それが何の商品かはすでにわかりますから
あえて黒や赤の色文字にしないで、インテリアとしての日常空間に
置くだけで、存在感があるデザインにしたのでしょう。
コンビニの店頭では透明カバーに黒の色文字で目立ってましたが
商品名が目立つのではなくて、商品の存在するたたずまいに
重点が置かれた、競争がある店頭効果と日常の静かな生活空間の
双方に配慮しているグッドデザインです。