「高峰秀子の流儀」の本を読んで

デザイン散歩

2011年12月28日 15:15



好きな作家にはルポライターの沢木耕太郎さんがいて、
彼の書いた「深夜特急」は僕がはじめてヨーロッパに行った
とき、パキスタン航空に乗ってカラチやドバイに立ち寄った
こともあり、リュックをかついで3ヶ月間も歩き回ったり、
夜行列車に乗ったりしたこともあるので、本に共感を覚え
それ以来少し先輩の彼の書いた本は読んでいる。
最近読んでた沢木耕太郎さんの「ポーカー・フェース」の
なかには、女優の高峰秀子さんのことが書かれていて、
有名な女優だったのを知っている程度で、彼女の映画を実体験で
一度も見たことがないし、世代も離れているし、たぶん
お金持ちのお嬢さん女優だろうぐらいしか思ってなかった。
でも、沢木耕太郎さんが書いているほどの人物なのだからと
少し気にしていたら、先日伊万里市民図書館の書棚に
この本が写真のように置いてあり、目と目が合ったように
迷わず手を伸ばして、本の目次を見てすぐに借りた。
読み始めたら、彼女の生き様や人生処世観はすごいし、
素晴らしいものだと改めて驚いてしまった。
高峰秀子さんがこんなにカッコイイ女性とは知らなかった。
いい加減で適当な自分の思い込みには恥じるばかりで、
これだから知らない世界や人物を知る本読みはオモシロイ。
若い女性といわず中年の女性にも読んで欲しい一冊だ。
カバー写真はどうも80~84歳(?)の頃らしい。

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