薄い木のカップと超薄いガラスコップ

デザイン散歩

2011年04月13日 12:39



今年の1月から体験した家具作り塾で、木に長く触っていたせいか
デザイン雑誌を見ていても、つい木工品に目がいってしまいます。
写真は木の厚みが2mmの木製カップ。名前は「KAMI・かみ」。
陽に向けると、まるで紙のように薄くて透けるそうだから。
北海道の旭川で木工作りをしている高橋工芸さんが作っています。
ロクロで2mmの厚さまで削るには、北海道のセンという木材だから
できるとはいえ、削る技術がともなわないと、そう誰でも簡単には
作れそうにはないような気がします。
素材が木材なので、中に熱い飲み物を入れても手に持てるし
きっと口当たりもやさしいにちがいないでしょう。

こんなに薄い木のカップを見て思い出したのが、ガラスの「うすはり」。



薄さではここまでするんかいと、思うぐらいに「かよわい」薄さの
ガラス製コップです。手に持つと軽いというよりも、ちょっと力を
いれたら割れそうなぐらいにうすいのには、ほんとに驚いた。
白熱電球ガラスを作る技術をコップ作りに応用しているから薄い。
形はいたって普通なコップでも、薄いのでなく超~うすいとなると
これはもう話はかわって、グ~ンと価値が高くなるようです。

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