2011年09月28日
鍋島スイーツと鍋島藩窯秋まつり

(画像は伊万里鍋島焼組合のブログから)
この秋、スイーツに関係する催事が伊万里で行われます。
11月1日(火)から始まる大川内山の藩窯秋まつりには
「鍋島スイーツ」なるものが登場、伊万里鍋島焼の
スイーツプレートと伊万里のお菓子が入った限定版ボックス。
春の窯元市や藩窯秋まつりで、人気の高い陶板弁当の
代わりに、今回は「鍋島スイーツ」になったようです。
伊万里スイーツブランド事業に、窯元さんが参加しており
秋は「スイーツ」をキーワードにしようと、窯元さんたちが
自主的に独自に企画したのです。
陶板弁当の時も、陶板だけで弁当の値段以上もするけど
お客様へのお礼の意味で、特別に提供していると聞いた。
今回のスイーツプレートもプレートだけでも値段以上の
価値があり、「鍋島スイーツ」は企画がうまいね。
先着100個の限定ですから、早起きして並ばないと!
詳しいことは→伊万里鍋島焼協同組合ブログ
2011年09月27日
伊万里スイーツの新作発表会!

この秋、11月5日(土)と6日(日)に開催する伊万里の
スイーツ新作発表会「スイーツ・ルーツ伊万里フェスタ」の
PRを、さがファンブログのトップページに設置しました!
伊万里の農産物(梅、ねぎ、黒米、かぼちゃなど)を素材に
生まれた伊万里スイーツ。スイーツのルーツは伊万里からと
実は伊万里はお菓子に縁が深い町なんですよと、スイーツの
新作を試食して、伊万里の町を知ってもらう、美味しい
スイーツイベントです。
伊万里焼の新しいお菓子皿も登場します。
「スイーツ・ルーツ伊万里フェスタ」については
旅行雑誌「じゃらん」の11月号(10月1日発行)に
掲載されますから、ぜひこちらも読んでください。
さがファンブログ西村編集長様、ありがとうございます。
詳しいことは→スイーツ・ルーツ伊万里フェスタ
2011年09月21日
ポルシェは肥りすぎ
(写真はアクシスの記事より)
前回にベンツを紹介したからというわけでもないのですが
デザイン誌・アクシスに、ポルシェの記事があった。
今年ドイツでは自動車が誕生して125年を祝うさまざまな
イベントが開催され、自動車を発明したカール・ベンツの故郷
カール・スルーエで開催されている「カー・カルチャー、
モビリティの媒体」展では、脂肪が付いて太りすぎた
ポルシェを展示している。
この展示はオートサロンのようにコンセプトカーや近未来カーの
ような展示ではなく、彫刻やアート、環境の視点で、車社会を
見つめ直すイベントになっているから、スタイルがかっこいい
ポルシェではなく、過食と運動不足でボディがぶよぶよに太った
肥満体のポルシェが置いてある。これはアート作品のひとつで
時代へのアイロニーか、ウオーニングか、やってくれます。
こんなに肥るとポルシェらしさがうすくなるね。
2011年09月20日
ベンツ大型トラックのデザイン
(写真はアクシスの記事より)
車のベンツと聞けば、高級乗用車の代名詞になってるけど
同社は世界最大のトラックメーカーだと、購読している10月号の
デザイン誌・アクシスの記事に書いてある。
メガトラック・アクトロスのキャブ全面のU字のような、V字の
ようなラジエターグリルのデザインは、一見すると、ただの
横ラインが5本ほど並んでいるにしか見えないが、一番下の
V字から上の水平線のルーバーまでは微妙な角度で
それぞれ違う表情で、全体として静かな動きを感じさせ
信頼感あふれる堂々としたデザインになってます。
フロントの静かな動きのデザインが、力強さと信頼性を
表し、マークのスリー・ポンテッドスターは大型トラックの
スケールに合わせて大きく、ベンツのベンツらしい堂々とした
デザインのDNAは、トラックにも受け継がれているね。
2011年09月15日
島根・出西窯のデザインは良い

同じ焼き物とはいえ、伊万里や有田焼の磁器ではなく
備前や美濃、九谷ほどの知名度はないようですが
陶器の出西窯はデザイン関係の書籍にはよく登場する。
日本の民藝運動を代表する柳宗悦氏らの考えに共感して
器を作っている島根県の出西窯(しゅっさいがま)は
一見の価値がありま。
ここでぼくが説明するより、上の青文字をクリックして
出西窯のホームページを見たほうが早いね。
なにか新しい食器を考えたら、あるいは、こんな器が○○○を
するにはいいと思ったら、試しに作っては作った本人が
自分で使ってみることです。
器を作る人自らが、食卓で使いんで、洗って、拭いて、
食器棚に収納するまで、器の使いやすさを自分自身で
検証してこそ、使い勝手の良さや不具合がわかるもの。
売れない原因を探すよりも、食器を作る人は、作れるという
特権を充分に楽しんでこそ、良い食器が生まれると思う。
2011年09月15日
やさしいパン@佐世保・草加家
この間のブログで紹介した、佐世保の草加家さんは
お菓子だけでなく、パンもこだわって作っている。
おいしそうなパンの写真に、おいしいなんて文字はなく
「コックスさんのやさしいぱん」と書いている。
ロゴデザインもコンセプトに合ってバランスがよい。
そうか、体にとってはおいしいじゃなく、体にやさしい
ほうが体にはいい事なんだと、改めて気付かされた。
はがきサイズぐらいのパンフレットには、やさしい
パンの作り方と、いくつかのやさしいパンが紹介してあり
「やさしいぱんの良さ」をきちんと伝えている。
商品を作ることと、その良さを理解してもらうための
価値を伝えるツール(パンフレットなど)も大事な商品。
良質な商品には、パンフレットも良質にできている。
やさしいぱんの表紙には、お店は漢字の草加家でなく
「そうかや」とひらがなでやさしくなっている。
2011年09月14日
酔っ払い古伊万里人形@伊万里

伊万里は江戸時代、伊万里川から有田焼などを
積み出した歴史がある町。
なので、商店街の通りや伊万里川の橋には、古伊万里の
大きな壷や人形などの焼き物が置いてある。
酒樽にまたがり、ジョッキと酒ボトルを両手に持った
写真の酔っ払い人形は伊万里川の相生橋にあり
酔っ払いには夜の時間と背景がよく似合うし、たまには
こんなふうに酔っ払いたいものだ。
2011年09月13日
栗と芋の薄皮まんじゅう@佐世保・草加屋
佐世保のお菓子屋・草加家さんは、お店の名前のように
草加せんべいを作っていて、せんべい以外にも、かんころ餅や
芋ようかんから、パンまで作っているお菓子屋さんです。
並べてあるお菓子を見ても、みんな健康的な顔をしている。
芋好きなものですから、芋のお菓子にはどんなのがあるかと
お菓子を見ていて、「栗と芋の薄皮まんじゅう」が目にとまった。
パッケージの箱はいたって普通なんですが、巻いてある帯には
黒とオレンジの2色、特にこのオレンジ色の色味がいいね。
栗と芋のカタチをオレンジ色のイラストにして、上手くアイコンに
仕上げているし、ヘタウマのような手書き文字も、なんかいい
雰囲気。写真ではわからないけど、帯の紙質の風合いにも
こだわりがあり、健やかなデザインセンスを感じるね。
2011年09月09日
硯の形のお菓子「おいし菓硯」
この間、有田で開催された「石」に関係した企画展示に
限定お菓子として出ていたのが、写真のお菓子です。
パッケージのデザインとして、特にこれと云うほどの
特徴もないけれど、気になったのはお菓子の名前。
お菓子の名前は「おいし菓硯」とあり、これを
「おいしかけん」と読む。
お店の名前には「よって来んさい」や「よらんかん」など
方言を使ったのがあり、「おいしかけん」もこのたぐい。
お菓子の名前が「硯・すずり」に関係していることを
匂わしているから、お菓子の形は、中を見るまでもなく
想像したとおり、「黒い硯」の形をしてました。
さらに「お墨付き」と書いてあり、お墨付きの意味は違えど
確かにカカオ味の四角い棒の墨らしきモノが付いていて
こういう遊びがあるのは好きですね。
2011年09月07日
工作は、「工夫して」作ること

使い始めて30年近くになる木のお盆というか大皿。
直径が35cmぐらいで、素材は松の木。
片手でも持てるようにと、縁周りの内側がほんの少しだけ
凹んでいる。この「ほんの少し」というのが普段使いの
日用品や家具には、とても大きな価値があります。
他社製品よりも、より安く作ることを優先すると
「ほんの少しの良さ」は生まれません。良さを考えるよりも
安く作るにはどうするかしか考えないから。
伝統的地場産業や陶磁器産業には楽な時代ではないけれど
手作りならではの「良さ」を考えて、消費されるよりも
愛用されるモノ作りを工夫したほうがいいと思います。
場合によっては、「無用の用」ともいえる遊びの要素や
余裕など、一見すると無駄のようなのも取り入れて
日用品の中にカタチにしてみるのも面白いと思う。
工作の意味を辞書で調べたら、
・簡単な器物を作ること。
・土木・建築・製造などの工事や作業。
などがあり、また別な意味として
・ある目的を達するために、前もって他に働きかけたり
計画をめぐらしたりして下準備すること。
例文=「陰にまわって―する」「和平―」
こうなってくると、デザイナーは工作員に近いね。
2011年09月01日
土雑貨のお店「つちのや」
紙芝居の木枠作りに利用させてもらっている、武雄の若木に
ある、地産地建工房くぬぎの杜には、木工工房だけでなく
土雑貨の「つちのや」という、可愛いお店もあり
木工作業の休憩する時にお世話になっています。
暑い日はお店のなかよりも、外に椅子をだして一休み。
木漏れ日の木陰のほうが涼しく山風が気持ちいいね。



土雑貨「つちのや」さんはブログを書いてますから
どんなとこか、興味のある方はぜひ見てください。
可愛いお店も、テーブルや椅子、窓など、全部がくぬぎの杜の
スタッフ皆さんの手作り。
この間はハメ殺しの窓を開閉できるように改造して、何でも
作っちゃうから、どんどん快適になっていくね。
ある、地産地建工房くぬぎの杜には、木工工房だけでなく
土雑貨の「つちのや」という、可愛いお店もあり
木工作業の休憩する時にお世話になっています。
暑い日はお店のなかよりも、外に椅子をだして一休み。
木漏れ日の木陰のほうが涼しく山風が気持ちいいね。
土雑貨「つちのや」さんはブログを書いてますから
どんなとこか、興味のある方はぜひ見てください。
可愛いお店も、テーブルや椅子、窓など、全部がくぬぎの杜の
スタッフ皆さんの手作り。
この間はハメ殺しの窓を開閉できるように改造して、何でも
作っちゃうから、どんどん快適になっていくね。