2009年10月19日

グッドデザイン賞への道①



今日から、平成19年度のグッドデザイン賞に選定された木製スイッチ
プレート「木楽・きらく」の商品開発の物語を紹介していきます。
このグッドデザイン賞をとるのは、あまり佐賀県内の事業所では身近では
ないので申請書や審査基準がむずかしいように感じるかも知れません。

しかし、Gマークに選ばれるような商品を作れば、選ばれるものなのです。
なんて書くと、ずいぶん簡単に聞こえるかも知れませんが、それよりも
これを「グッドビジネス」にするのがもっと重要なので、グッドデザイン賞は
そのグッドビジネスへつながる一つの階段のようなものです。

この木楽を作っている会社は伊万里の東山代にある木工所の「イシモク」。
ここは木工所ですから、木製品なら何でも作っちゃうところで、普段は
もっと大きな家具など住宅に関連する木工品を製作しています。
そして数年前に奥さんのN子さんから、写真のような木製スイッチプレートを
見せてもらい、ここからグッドデザインの商品開発が始まったのです。

この大きさは、普通のスイッチプレートのサイズですから、大体の大きさの
検討がつくと思いますので、もう一度写真をよ~く見てください。
まず最初にこれを見た印象は、「きれいに仕上げているなぁ」でした。
丁寧な仕事ぶりが、この木製スイッチプレートから感じ取れたのです。
「一事が万事」と言われるように、この手のひらに乗るほどの大きさから
いい仕事をしている人柄がでて、真面目な人が作っている印象でした。

そして、イシモクのN子さんがこれを見せながら語り始めたのです。
お客さんから「今まで住んだ家の床材を利用して何かでけんやろか」と
言われて作った木製プレートで評判が良かったことを。
作ったモノがお客さんから喜ばれると、それは嬉しいものですね。
木製スイッチプレートの開発は、床材の再利用からでした。


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Posted by デザイン散歩 at 15:03│Comments(2)グッドデザイン
この記事へのコメント
興味深くブログを読みました。
木製スイッチプレート、お客さんの一言から出来上がったんですね。
デザインの話、これからも楽しみにアクセスします。
Posted by nakamurashika at 2009年10月19日 20:09
nakamurashikaさん、こんにちは。
このグッドデザインへの道は、あと5~6回はブログに
書いていきますのでよろしくお願いします。
Posted by Dボーイ at 2009年10月20日 08:43
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