2009年10月30日

Gマークの現物審査

Gマークの現物審査

Gマークへ応募した申請用紙が、柔道で言えば、「効果アリ」となったの
でしょうか、第一次書類審査をパスして、2回戦に進むことができました。

後出しジャンケンではありませんが、パスする前からイシモクさんには
書類審査はパスするだろうと言ってまして、確信はあったとよ。
確信する理由は、Gマークの審査員が「この木製プレートはグッドな印象
を受ける商品だなぁ」と理解してくれるように、これだけ書いたらこの良さを
わかってくれるにちがいないと、書類を書く仕事をしたという実感からです。
そして、この応募書類に書かれている現物を、審査員がきっと見てみたくなる
から、とりあえず書類審査はパスさせてくれるだろうと思ったのです。
そうはいっても、書いた我われの勝手な思い込みに過ぎないし、決定権は
審査員の手に委ねられていますから、書類審査をパスしてヨカッタ~す。

そして、第一次書類審査をパスした次に待ち構えるのが「現物審査」です。
書類審査が通ったからと、喜びもつかの間に「喜ぶのはまだ早かばい」
とばかりに、次の現物審査の準備に取り掛かったのでした。

上の写真はその現物審査に展示したもので、厚みが1センチぐらいの透明アク
リル板に、「木楽」の商品を取り付けてあります。
出品者に割り当てられたスペースは、タテ90センチ×ヨコ90センチの展示
スペースなので、このスペースにどういう見せ方をすれば、審査員の人たちが
「コイはなかなかヨカばい、ヨ~でけとるたいね」と思い、「この木製プレートは
Gマークにふさわしいですね」と思ってくれるように展示するには、どう見せるかが
課題でした。これを考えるのが、また楽しかとですたい。
どうやって、相手を驚かそうとアイデアを考えるのは、ほんなごて楽しかばい。
この楽しみこそ、こん楽しみを味わいたいから、デザインがしたくなるとたい。

書類審査をパスしたものですから、何がなんでも「Gマークに入賞せんば」と
イシイ社長とN子さんのお二人のエンジンに、ガゼンとやる気まんまんの
ターボエンジンがかかり、仕事の終わった後に集合して、また夜のワイガヤ
会議が工場の2階で始まり、伊万里の夜は静かな熱気に包まれました。
この熱気で渇いたのどをいやすのに、冷たい缶ビールも飲んだのですが
普通の缶ビールばってん、こいが「旨かあ~」ビールになっていたとです。

展示のポイントは、実用新案の「取り付け板」を見せることと、木製プレートが
木ネジもなく、固定されている状況を見せることに絞り込んで、プレートの内側を
見せることにしたのです。外づらも良いけど、内づらもヨカところを見せるように。
そして、木楽の配置も決まり、説明文などを貼り付けた現物展示台が完成し
壊れないようにしっかりと梱包して、審査会場の東京ビッグサイトに向かって
イシモクのお二人が福岡から飛行機に乗って、運んで持ち込んだのでした。
そいぎ話の続きは、また次回に。

同じカテゴリー(グッドデザイン)の記事画像
今年のグッドデザイン賞
スマートなデザインのナイフ
審査員からほめられた器
グッドデザイン賞を受賞した器
グッドデザイン賞の現物審査
グッドデザイン現物審査の準備
同じカテゴリー(グッドデザイン)の記事
 今年のグッドデザイン賞 (2011-12-02 19:49)
 スマートなデザインのナイフ (2011-10-25 20:19)
 審査員からほめられた器 (2011-10-20 22:19)
 グッドデザイン賞を受賞した器 (2011-10-05 20:11)
 グッドデザイン賞の現物審査 (2011-08-30 19:51)
 グッドデザイン現物審査の準備 (2011-07-23 16:57)

Posted by デザイン散歩 at 15:07│Comments(0)グッドデザイン
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。