2009年11月20日
2億本の商品

おはようございます。今朝の伊万里は寒~い冬模様ですが、歩いて10分の
出勤時間を、川沿いを30分ほど遠回りの散歩もしながらも身が引き締まってヨカです。
今日、紹介するのグッドデザインは、紹介するまでもないほど、名前だけは
知ってはいると思うキッコーマン醤油の卓上瓶です。
なんで、こんな日本全国のどこのスーパーの棚にでも置かれているのが
「グッドデザイン=Gマーク」なのでしょう。
上の卓上瓶の右側をよ~く見ると、小さく「Gマーク」があります。
これは1993年にグッドデザイン商品に選定された証明のあかしです。
デザインしたのは私が以前勤めていた東京のデザイン研究所です。
この卓上瓶がデザインされたのは、グッドデザインに選定される32年前の
1961年に誕生したのですから、今年で47年になります。
そして、いまや世界中に「2億本」も売られているロングセラー商品です。
卓上瓶のカタチをしばらく眺めていると、何かのカタチに似ているなぁと
ピッピッと思われたあなたは素晴らしいデザイン目利きの持ち主です。
その当時、家庭で使われる醤油は、だいたい1升瓶サイズで、流し台の下に
置かれており、台所で使われていました。そして、スーパーが出来て、暮らし方の
変化とともに、食事の味付けにも「自分だけの味付け」が求められ、1升瓶から
手軽でコンパクトな使いやすいサイズが開発されたのです。
この卓上瓶の「カタチ」をデザインする時のヒントは、お酒の1合徳利。
徳利は日常の飲食時にはよく使われる道具ですから、なじみがあります。
そして、中身の容量がわかるガラスと、食欲を増す「赤色キャップ」。
醤油が垂れない「注ぎ口」など、ディテールのデザインにこだわっています。
この醤油が、今や「SOY SAUCE=ソイソース」と呼ばれて世界の
家庭やレストランでも愛用されています。
特に、アメリカのステーキレストランでは醤油を使ったステーキを
「テリヤキステーキ」とも呼ばれているようです。
変わらない要素と変えるべきデザインが成功したグッドビジネスです。
ピッピッと思われたあなたは素晴らしいデザイン目利きの持ち主です。
その当時、家庭で使われる醤油は、だいたい1升瓶サイズで、流し台の下に
置かれており、台所で使われていました。そして、スーパーが出来て、暮らし方の
変化とともに、食事の味付けにも「自分だけの味付け」が求められ、1升瓶から
手軽でコンパクトな使いやすいサイズが開発されたのです。
この卓上瓶の「カタチ」をデザインする時のヒントは、お酒の1合徳利。
徳利は日常の飲食時にはよく使われる道具ですから、なじみがあります。
そして、中身の容量がわかるガラスと、食欲を増す「赤色キャップ」。
醤油が垂れない「注ぎ口」など、ディテールのデザインにこだわっています。
この醤油が、今や「SOY SAUCE=ソイソース」と呼ばれて世界の
家庭やレストランでも愛用されています。
特に、アメリカのステーキレストランでは醤油を使ったステーキを
「テリヤキステーキ」とも呼ばれているようです。
変わらない要素と変えるべきデザインが成功したグッドビジネスです。
Posted by デザイン散歩 at 13:19│Comments(0)
│グッドデザイン