2011年02月22日
食器のデザインを考える②:テーマ
デザインするアイテムと対象を設定した次には、中高年者にとって
いったいどんな飯碗が喜ばれるのだろうか?
という問いに対する答えを考えること。
そして、この答えの中から、テーマが決まっていきます。
一般的にはいろんな飯碗について、中高年のモニターアンケートを
集めて、その評価の声をヒントにテーマを設定するのでしょうが。
これは中高年者だったら答えが出しやすい問いになりますから
中高年の私なら、まずは「持ちやすい」飯碗が答えのひとつ。
飯碗は「手に持つ」道具ですから、持ちやすいほうがいい。
「手に持つ」と書いたけれど、もう少し詳しくいうと
飯碗は手ではなく、「指先で持つ道具」となります。
年を経ると指紋の起伏も少なく乾燥気味なので、スーパーのレジ袋を
開けるにもちょっと手こずるのが中高年の指先の特長で
こういう時に「あ~、中高年力がついてきたな」と感じる。
磁器の食器は一般的には釉薬がかかってツヤがあり、ツルッと
してきれいです。
ですが、中高年の私にとっては、この「ツルっ」とした仕上げが
やや不便な場合があり、持ちにくさにもつながっています。
ですから、持ちやすい飯碗には「すべりにくい」という機能を
つけ加えると、持ちやすさへの答えに少しは近づく。
そこで、新しい飯碗のテーマに、「持ちやすい」という言葉よりも
もっと具体的に、「指がすべりにくい」と仮説してみる。
商品開発をする場合、より具体的な「言葉」でテーマを設定して
いくことで開発の焦点が定まってきますから、より具体的な
言葉でテーマを選ぶことで、開発の芯がぶれずにわかりやすい。
新しい食器のテーマは、「すべりにくい飯碗」と仮説します。
次回の明日はデザインで重要な「アイデア」を出していきます。
いったいどんな飯碗が喜ばれるのだろうか?
という問いに対する答えを考えること。
そして、この答えの中から、テーマが決まっていきます。
一般的にはいろんな飯碗について、中高年のモニターアンケートを
集めて、その評価の声をヒントにテーマを設定するのでしょうが。
これは中高年者だったら答えが出しやすい問いになりますから
中高年の私なら、まずは「持ちやすい」飯碗が答えのひとつ。
飯碗は「手に持つ」道具ですから、持ちやすいほうがいい。
「手に持つ」と書いたけれど、もう少し詳しくいうと
飯碗は手ではなく、「指先で持つ道具」となります。
年を経ると指紋の起伏も少なく乾燥気味なので、スーパーのレジ袋を
開けるにもちょっと手こずるのが中高年の指先の特長で
こういう時に「あ~、中高年力がついてきたな」と感じる。
磁器の食器は一般的には釉薬がかかってツヤがあり、ツルッと
してきれいです。
ですが、中高年の私にとっては、この「ツルっ」とした仕上げが
やや不便な場合があり、持ちにくさにもつながっています。
ですから、持ちやすい飯碗には「すべりにくい」という機能を
つけ加えると、持ちやすさへの答えに少しは近づく。
そこで、新しい飯碗のテーマに、「持ちやすい」という言葉よりも
もっと具体的に、「指がすべりにくい」と仮説してみる。
商品開発をする場合、より具体的な「言葉」でテーマを設定して
いくことで開発の焦点が定まってきますから、より具体的な
言葉でテーマを選ぶことで、開発の芯がぶれずにわかりやすい。
新しい食器のテーマは、「すべりにくい飯碗」と仮説します。
次回の明日はデザインで重要な「アイデア」を出していきます。
Posted by デザイン散歩 at 16:41│Comments(0)
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