2011年05月23日
手になじむ、木製の靴べら

ほぼ毎日のように使っているモノのひとつに、靴をはく
ときに使う「靴べら」があります。
「靴べら」は靴をはこうとする、その瞬間だけ使うので1回に
おそらく5秒ぐらいしか手にもっていない瞬間系道具。
イザっという時に、迷うことなくサッと手のなかへ。
手にもつのが瞬間だからこそ、手になじんで持ちやすく。
カタチを見たら「存在の役割り」がすぐにわかる形をして
この靴べらだと、靴をはく作業がわずらわしい事もなく
まったくストレスを感じない、ストレスフリーな靴べら。
太いグリップ部分から、背中をそったように先端の薄さまでの
造形デザインが信頼できる「存在感」をあらわしています。
この造形のラインに信頼感をただよわせ、つきあい始めて
もう25年ぐらいになる。頼りがいのある靴べらです。
信頼感を別の言葉で言い換えるなら、よけいな心配や不安を
感じることがないから、ストレスフリーの意味にもなると
この靴べらを見て感じますね。
Posted by デザイン散歩 at 19:28│Comments(0)
│グッドデザイン