2011年06月14日
商品は「なんのために」あるのか②

今日の記事は前回に書いた「本性」をもう少し書いて
みたいと思い、その続きになります。
うまく説明できないかもしれませんが、あまり気にしないで
さらっと流してもらえれば、ありがたいです。
「本性」ってのは他とは違う独自(差異)な「○○らしさ」じゃないかと
思ってます。新商品は3ヶ月や1年で作れても、お店や会社の
「らしさ」ってのは半年や1年そこらで根付かないでしょう。
大切なことをコツコツ続けていって10年ぐらいはかかるかな。
色彩、機能、特長などの属性について、ちゃんと説明ができても
そこの本性は伝えにくいものです。ですから、なおさらのこと
他とは違う、「○○らしさ」という本性が大事になります。
デザインをする場合、「いかに便利に」や、「いかに機能的に」
などのように、「いかに=HOW」を考えるので、属性に関わる
要素の周辺をあれこれいじり、時々はお化粧を変えるけど
大事なのは「根っ子」となる本性(らしさ)を創りだすことです。
今日の写真は、伊万里鍋島焼窯元・畑萬陶苑さんのマグカップ。
独自なルリ釉薬が誕生してから、20年以上になります。
Posted by デザイン散歩 at 20:03│Comments(0)
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