2011年07月16日
グッドデザイン賞のハサミを見ながら

ここ最近、夜のミーティングが続いたせいか、机の中の整理が
できなかったので、少しはしようと片付けていたら、以前に
グッドデザイン賞に選ばれた美容ハサミの箱を見つけた。
中には、未使用のまんまのハサミが入っていて、ちょっと髪を
切ったみたけど、切れ味は変わらずに、よく切れる。
鋏の特長が、刃先にチタンコーティングしていること。
そして出来たのが、「面取りした刃先」のデザインです。
ハサミの原理は変わらないし、基本形が完成されているので
他とは違う点(個性)をどうやって表現すると、いい感じになるかと
アイデアスケッチを描いては面取りの幅や曲線など、いくつかの
試作品を作っては修正するその繰り返しをすることで
見えない「姿」が見えてきたのです。
最初に浮かぶイメージなんてのは、ぼやっとしたものなんですが
試作品を作っては直すのを繰り返すことで、でぼやっとしてたのが
だんだんとクリアになるから、微妙な試作を繰り返しすることで
ある瞬間に見えない姿が「これか」と見えますね。
Posted by デザイン散歩 at 12:22│Comments(0)
│グッドデザイン