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2010年06月15日

蜂蜜とチョコレート



写真の黒いパッケージの模様はちょっと見にくいですが
クロコダイルのパターンになっています。
チョコレートの箱にクロコダイル模様とは、あまり似あわないようですが
高級感を演出するひとつに、クロコダイルが使われる場合もあります。

「蜂蜜」のハチから、名前はHACCI。
黒いクロコダイルのパッケージデザインに、金色で「H」とHACCIのマークを
控えめなワンポイントにして高級感をしっかり演出しています。

HACCIは、「美容に蜂蜜を」コンセプトにしたビューティーハニーの
蜂蜜ソープが有名なブランドです。
ですから、黒い箱のダークチョコレートには蜂蜜が使われてますね。
  


Posted by デザイン散歩 at 15:30Comments(0)パッケージデザイン

2010年04月01日

菓子処・鈴懸の菓子箱



これ以上には省けないほどにシンプルな菓子箱は、博多の菓子処の
鈴懸・すずかけ」の菓子箱。 ここの「○餅・えんもち」は優れもの。

使っているのは和菓子を入れる「箱」と、箱を留めるための「シール」と
成分表示シールの3点だけ。

店名が書かれている白いシールが、箱の開きを留めているので
箱を開ける時には、このシールの「鈴」と「懸」の字の間を破ることに
なるけれど、破った後にも「鈴懸」の文字はちゃんと残っている。

店名シールを箱の開きの線に対して、きっちりと直角に貼るのでなく
少しばかり斜めに貼って、緊張感をほどいた「和み感」があります。

箱の材料を省いても、手間を省かない。こういう細やかな配慮に
このお店の仕事ぶりの丁寧さを感じます。
  


Posted by デザイン散歩 at 17:08Comments(0)パッケージデザイン

2010年03月31日

笹だんごのキャラメル



新潟の名産と聞くとコシヒカリのお米や、越乃寒梅の日本酒などを
水や米が美味しい所なので、どれも食べるものが旨い印象です。
おそらく、新潟県内の市町村ごとに地酒があるのではと思うぐらい
地元の人しか飲めないような旨いお酒がありますね。
以前、新潟の燕三条に出張した時に、カウンターと椅子が10脚
ぐらいの小さな赤ちょうちんの居酒屋で、「日本刀」という名のお酒を
置いてあった。それは居酒屋のオヤジさんの出身地の地酒で、新潟の
酒の中で「これが一番だ」と、自慢していたのを思い出します。

新潟名物の「笹だんご」は草もちを笹の葉でくるんである昔のままですが
写真は「新潟限定」とあるように、新潟名物の笹だんごをイメージして
作られたキャラメルで、箱には「これは笹だんご風味なんです」と
「風味」の文字が正直に書いてある。

笹だんごの写真と「緑色」を背景に、新潟限定を強調する「赤色」が目立ち
シンプルでインパクトのあるパッケージに仕上げてますね。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:07Comments(0)パッケージデザイン

2010年03月15日

期間限定・桜エビ味のビーノ



TVのニュース番組に、桜の開花ニュースが登場して
例年よりも2週間ほど開花が早いようです。

えんどう豆スナックのビーノにも、桜の字がついた「桜エビ味」を入れた
期間限定版がでました。

パッケージには赤い海老のイラストと一緒に、海老の活きの良さを出す
水滴の代わりなのか、水滴が桜の花びらになってます。が、花びらだけ
ではと親切にも青い水滴が1つ描くなど、小技も効いてます。

桜エビなのだからと、春の「桜」をキーワードに楽しく遊んで
袋の上下の赤い帯にも海老のイラストではなく、桜の花びらを置いて
桜花見の宴会気分を盛り上げようとしているようです。

赤いエビのイラストには桜吹雪のアイデアが出たかもしれないが、ビーノの
桜エビ味の配合度合い(えんどう豆が主で、桜えびは従)から、桜吹雪が
ボツになったのではと、勝手に想定しますが。それにしても、
パッケージデザインをまじめに楽しく遊んでいるようで好感が持てます。
  


Posted by デザイン散歩 at 18:51Comments(0)パッケージデザイン

2010年03月10日

文明堂のカステラ



「カステラ~1番~、電話は~2番~、3時のおやつは~
ブンメイドウ~」と、テレビのCMソングで覚えたというか、頭の中に

刷り込まれたカステラメーカーの名前が文明堂です。 これだから
事の良し悪しよりも、消費者の購買判断はCMに大きく左右される。

長崎→南蛮貿易→異国情緒とイメージが連鎖し、長崎の名物である
カステラも同様なイメージがあり、店舗の名前に「文明堂」なんて
つけるのは上手いネーミングだと思う。創業は明治33年、1900年。
今では、カステラといえば長崎を代表する横綱的な特産品。

その後、暖簾分けして銀座文明堂や麻布文明堂などあるけど、長崎は
「文明堂総本店」と名乗って、やはり文明堂の総家です。

カステラのパッケージにも異人さんの風俗画を描いて、異国情緒を
表現しており、「カステラ=長崎」らしさを出してます。
人々のイメージにある「○○らしさ」は、そう簡単には変わらないね。
  


Posted by デザイン散歩 at 15:15Comments(0)パッケージデザイン

2010年02月13日

チロルチョコとチートス



写真はチロルチョコと、コーンスナックのチートスのコラボお菓子。
チロルチョコのロゴには楽しい色が使ってあるから、見るからに
「お菓子の楽しさ」がつまっている感じがする。

コーンスナックのチートスには色んな味つけがあるけど
バレンタイン用なのか、チロルチョコと組合わせている。
お互いの「良さ」をうまく出しているけど

パッケージを見るかぎりは、このお菓子はチロルチョコの
印象のほうに軍配が上がる。

前に紹介した「ロイズ」のポテトチップとチョコのようなお菓子に
類似しているが、良いところは参考にした方がいいね。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:11Comments(0)パッケージデザイン

2010年02月12日

バレンタインのウイスキーチョコ



ウイスキーを好んで飲むほうではないが、バーボンウイスキーの
「ジャック・ダニエル」の名前ぐらいは知っている。

バレンタイン用にと、ジャック・ダニエルが入ったチョコレートが渋谷の
ロフトの棚に積んであった。
バレンタインデーにはウイスキー好きな会社の上司に
プレゼントするには調度いいようです。

袋のデザインも、ジャック・ダニエルの黒い箱をイメージするように
表現されているのも上手い。

お酒の吟醸酒や焼酎を入れたチョコもあり、ビールのチョコ味もありと
日本のバレンタインデーはチョコレート業界のお祭りになってるね。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:12Comments(0)パッケージデザイン

2010年01月27日

たまご家の卵ケース



養鶏場がこだわりの卵素材で作った、直営スイーツ店の「たまご家」さん。
佐賀市や武雄にもお店があり、女性客で賑わっているようです。

ときどき佐賀市に行く時には、三日月町のお店に立寄っているけど
スイーツよりも卵の売れ行きが良いので、夕方に行くと卵が完売
している場合もあるほどで、経営者のK社長も「たまご屋ですから
やはり、卵が売れるのは嬉しいね~」と言っていた。
開店当初は、濃厚プリンやシュークリームなどに人気があり、卵を買う
お客が少なかったから、スイーツほどに卵も人気になると嬉しいはず。

スーパーで売っている卵の2~3倍の値段だが、売り切れているのは
やはり商品の魅力(品質)があるからで、低価格にして安くすりゃ
イイってもんじゃない。ユニクロが人気なのも低価格なのにそれなりに
品質が良いからで、「価値>価格」の、バランスだからで、いくら安くても
品質が粗悪であれば、「価値<価格」となり、人気はすたれる。

「たまごかけ専用醤油」が人気なのか、「卵かけ専用たまご」がでた。
パッケージに、「一日一卵」と、手書き文字でやさしく書いてある。

卵を入れるケースの手書きの文字やイラストが、お菓子の手作り感を
出して、お店や卵の「あたたかさ」を、うまく表現している。
  


Posted by デザイン散歩 at 15:15Comments(0)パッケージデザイン

2009年12月07日

明治のミルクチョコ・エクストラ



先月末の3日間、初めて開催した伊万里鍋島焼おかみさんたち9人による
「テーブルコーディネート展」は、多くのお客様にお越しいただき賑わいました。
窯元おかみさんたちだけでなく、新しい器作りには窯主や絵付士はじめ
関係する皆さんの良きエネルギーが「共存」して集まったおかげです。

今日の伊万里は今にも雨が降りそうな曇り空で、こんな寒い日が続いていると
食べるものには辛い味や濃い味などに関心が移ってきて、好きなチョコレートも
つい「こってり系」を探す季節になります。

最近、ロゴマークが新しくなった明治のミルクチョコレートの中に
「エクストラミルク」という、こだわりのミルクチョコを発見。
パッケージを見ると、ミルクにこだわったミルク好きのためと書いてあり
北海道産クリームを使っている。

普通のミルクチョコとの差別化をするために、パッケージのデザインには
「meiji」の文字も金色が妙に輝いて、また特別なリッチ感を出すためか
文字にはエンボス加工をして浮き出すように手を加えるなど芸が細かい。
どうも、特別タイプの商品は、「金色」が輝くようにするのが定番ですね。
黒色と光輝く金色のコンビは、高級感をただよわせています。
今度は「エクストラ(特別)」として、輝くようなパッケージにしたのは
ひょっとすると、光きらめくクリスマスシーズンに合わせたのかも知れません。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:39Comments(0)パッケージデザイン

2009年11月27日

サントリーの琥珀の贅沢ビール



サントリービールから11月10日に新発売された第3のビールの名前は
「琥珀の贅沢」。どんなふうに贅沢なのかと手にとって見た。
これは見るからに「クリスマス商戦」を意識して、ライバル社製品との
差別化を図る戦略商品にちがいない。
しかしこういう商品企画が上手ですね。サントリービールさんは。
例によって、ちゃ~んと「冬の限定」にして、ツボを押さえている。

広報関係の資料には、こう書いてある。
・じっくりと時間をかけて熟成させた“華やかな香りと贅沢な味わい”が
 特長の新ジャンル商品です。

“華やかな香りと贅沢な味わい”って何だろうと思ったら、
(1) 贅沢長期熟成:当社主要新ジャンルの原材料に比べ、熟成期間の
 基準を1.5倍に伸ばしました。じっくりと熟成させることで、深みのある
 重厚な味わいを実現しました。
(2) アロマホップ100%使用
 アロマホップを100%使用し、上品で華やかな香りを実現しました。
(3) ロースト麦芽使用
 丁寧に焙煎したロースト麦芽を全麦芽の25%以上使用することで
 琥珀色で贅沢な味わいに仕上げました。

ビール好きなら、買わずには要られないような広報作戦も上手い。
パッケージのデザインも、商品名の琥珀カラーをメインにして、贅沢感を
表現するために、「金色の麦の穂」を描いている。
ご丁寧にも、クリーミーな白い泡立ちも揺らいでいるようにして、シズル感を
出すなど、パッケージデザインとしてうまくまとめている。  


Posted by デザイン散歩 at 13:52Comments(2)パッケージデザイン

2009年11月08日

ラッキーエビスは鯛が2匹!



久しぶりに東京の先輩デザイナーのNさんから電話があった。
電話の用件は
「エビスビールのラベルには、恵比寿さんが鯛を持っているけど
その鯛が2匹あるラベルがあるのを知っているよね。
2匹の鯛を持っているエビスビールは滅多に出ないんだよ~」
などと、たわいの無い話がしばらく続いてから、電話の用件は
「2匹の鯛を持ったエビスビール、伊万里で何とか手に入らないかなあ~」



そこで知り合いの居酒屋のKさんに聞いたら、運良く持っていたので
ちょっとお借りして、ブログ用に撮影だけは出来ました。
2匹の鯛のエビスビールを、「ラッキービール」と呼んで、恵比寿様のそばの
籠の中に赤い鯛の尻尾がもう1匹で、数百本に1本ぐらい出ているようです。

恵比寿様と鯛2匹のラベルは珍しいから当たると本当にラッキーだ。
これで運が良くなるわけではないけれど、嬉しい恵比寿様の笑顔にはなるね。  


Posted by デザイン散歩 at 13:49Comments(2)パッケージデザイン

2009年10月16日

ロイズ石垣島の黒糖チョコ



朝夕、すっかり秋の気配を感じるこの頃は、冷たいモノがだんだん
遠ざかっていき、冷凍庫からアイスクリームの姿が消えつつある。

この間、知人からロイズ石垣島の黒糖チョコレートをいただいた。
パッケージは沖縄の「アイコン」であるサトウキビや、赤い屋根瓦を置いて
基調色にはチョコレートの茶色と、「お決まり定番」の要素で構成され
沖縄・石垣島の特産品だと、すぐにわかるパッケージになっている。

地方色の強い特産品のパッケージをデザインする場合には、やはり
それが地方の特色だと、みんなが知っていそうな「イメージ」を配慮して
お菓子のパッケージを見ただけで、そこの場所だと、すぐにわかるような
「定番イメージ」を大切にするも大事ですね。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:55Comments(0)パッケージデザイン

2009年10月15日

老舗・虎屋の経営革新



和菓子の老舗「虎屋」の、赤坂の店には2回行ったきりで
表参道と六本木ヒルズのトラヤ・カフェと、東京ミッドタウンにある
「虎屋」には数回で、合計してもお店に行ったのは10回ぐらい。

伝統的な和菓子の老舗が、「トラヤ・カフェ」という新しい形態の店を作り
時代の変化(顧客の変化)に対応して、経営革新をしています。
新しいカフェを作っても、変わらないのは「高品質な商品とサービス」。

和菓子の老舗と分野は異なるが、伝統的な業種という点で類似する
「伝統的工芸品」の今後のあり方の参考になる「考え方」がここにある。
伝統を受け継いでいくには、時流を見据えた「新たなサービス」や「新たな
商品」などの「価値」を提案していく事だと、虎屋のモデルが実証している。

ある時、雑誌を読んでいると「羊羹の作り方」を、虎屋の和菓子職人が
書いてある記事を見つけ、さっそく家で羊羹を記事どおりに作ってみた。
羊羹に使う材料も重要でしょうが、暖める温度やかき回し方などに
手間をかけ、ずいぶん時間を費やした事を覚えています。

写真の羊羹のパッケージには、包装紙がありません。環境に配慮して
包装を簡略しましたとあり、この黒い箱をシールで留めて袋に入れるだけ。
虎のマークの大きさや色彩を制作するのもデザインですが、こういう
パッケージの在り方を「考える」のも、デザイン仕事のひとつです。  


Posted by デザイン散歩 at 13:03Comments(0)パッケージデザイン

2009年10月14日

ベルギーの高級チョコレート



輝きを少しばかり抑え気味にしてある、上品なゴールドの色が印象的な

四角い箱には、ベルギーの「レオニダス」のチョコレートが入っている。

ただ四角いだけでなく、箱の側面を「テーパー状」にすることで、平坦な

印象がなくなり、より「立体感」が強調されています。

ここまで「ボックス=箱」の仕上げにこだわっているのは、中に入っている

チョコレートと「同様の価値」を伝えたいと云う「姿勢」が表れているから。

パッケージの機能は、箱の中の商品を保護するだけでなく、「価値を伝える」

大きな「役割り=機能」があるから、パッケージを作る時には、より慎重に

取り組んで、商品を作る以上の気配りがとても重要になります。
  


Posted by デザイン散歩 at 17:05Comments(0)パッケージデザイン