2010年04月01日
菓子処・鈴懸の菓子箱

これ以上には省けないほどにシンプルな菓子箱は、博多の菓子処の
「鈴懸・すずかけ」の菓子箱。 ここの「○餅・えんもち」は優れもの。
使っているのは和菓子を入れる「箱」と、箱を留めるための「シール」と
成分表示シールの3点だけ。
店名が書かれている白いシールが、箱の開きを留めているので
箱を開ける時には、このシールの「鈴」と「懸」の字の間を破ることに
なるけれど、破った後にも「鈴懸」の文字はちゃんと残っている。
店名シールを箱の開きの線に対して、きっちりと直角に貼るのでなく
少しばかり斜めに貼って、緊張感をほどいた「和み感」があります。
箱の材料を省いても、手間を省かない。こういう細やかな配慮に
このお店の仕事ぶりの丁寧さを感じます。