2010年03月31日
笹だんごのキャラメル

新潟の名産と聞くとコシヒカリのお米や、越乃寒梅の日本酒などを
水や米が美味しい所なので、どれも食べるものが旨い印象です。
おそらく、新潟県内の市町村ごとに地酒があるのではと思うぐらい
地元の人しか飲めないような旨いお酒がありますね。
以前、新潟の燕三条に出張した時に、カウンターと椅子が10脚
ぐらいの小さな赤ちょうちんの居酒屋で、「日本刀」という名のお酒を
置いてあった。それは居酒屋のオヤジさんの出身地の地酒で、新潟の
酒の中で「これが一番だ」と、自慢していたのを思い出します。
新潟名物の「笹だんご」は草もちを笹の葉でくるんである昔のままですが
写真は「新潟限定」とあるように、新潟名物の笹だんごをイメージして
作られたキャラメルで、箱には「これは笹だんご風味なんです」と
「風味」の文字が正直に書いてある。
笹だんごの写真と「緑色」を背景に、新潟限定を強調する「赤色」が目立ち
シンプルでインパクトのあるパッケージに仕上げてますね。
2010年03月31日
明日から「春の窯元市」です
あちらこちらで桜が満開になっている伊万里の秘窯の里「大川内山」で
「春の窯元市」が、明日の4月1日(木)から5日(月)まで始まります。
恒例になった大人気の陶板花見弁当の引き換えや、各窯元の作品展や
国際アマチュア陶芸展2010の展示、そして「納めの器」の展示販売も
いよいよ始まります。
週末の天気も良さそうなので散策がてら、秘窯の里「大川内山」に
ぜひ土曜、日曜には出かけてください。
2010年03月28日
伊万里の桜満開

今日も青空で桜の花見がてら、伊万里の町中を散歩。
家の前の伊万里川を上がっていくと、伊万里川に合流している
細い白野川が流れて、川沿いを散歩できる。
白野川沿いには桜の並木があり、散歩にはもってこいですね。



2010年03月27日
桜のトンネル・国見台公園

午前中は青空が広がってましたが、午後からは雲が出てきて
お花見宴会には、少し肌寒い伊万里です。
伊万里の桜の名所のひとつ、国見台公園に花見ジョギングに
出かけてきたが、ほぼ満開でしたね。


2010年03月26日
続・納めの器

前回の記事は、こちらから
伊万里鍋島焼の「納めの器」を開発する時、伝統工芸士の資格を
持つ窯元さん達は、絵付けの技を見せようとがんばって、たくさんの
絵付けをする傾向があるので、今の「食卓に合う」ような絵付けを
心がけるようにアドバイスしたのです。
そして、出来上がった試作品を昨年の秋に展示しアンケートを取り
さらに改良したモノを、2月のテーブルウェア・フェスティバルに出して
首都圏の焼き物ファンのお客さまに見てもらい評価を受けたのでした。

当然ですが、同じ形でいろんな絵付けがありますから、女性客に人気が
ある食器と、そうでないモノとがあり、こうして集めたアンケート情報を
参加した窯元さんにオープンにして、次に改良する場合や食器作りの
ヒントになるようにサポートをしてきました。
それを更に改良し、4月1日(木)から始まる「春の窯元市」から
販売するので、どんな絵柄に仕上がっているのか楽しみですね。
春の窯元市については→伊万里鍋島焼協同組合
2010年03月24日
続・うさこちゃんのデザイン
*前回の記事は、こちらから
ブルーナさんのデザイン本には、
→ 絵を表現するのに、余分なものを省いては、さらに省いていって
よりシンプルに描くことで、読んでいる人のイメージが膨らむように
心がけている、と書いてある。
うさこちゃんの姿を描くのに、トレーシングペーパーにひとつ描いては
目の大きさや位置、口の「×」の大きさや位置などをトレースしては
描き直して、またトレースしては描き直すの繰り返しをして
ひとつの姿ができるのに、100枚ぐらいは描くそうです。
微妙なタッチの違いで表情が大きく異なるので、こういった
「わずかな差」が、実は大きな意味をもつ。
私がデザイン研究所でアシスタントをしている時に、アイデアスケッチを
描いていて、気になる部分を直そうと消しゴムでごしごし消してたら
先輩デザイナーから
「アイデアスケッチはどんなアイデアでも消さないこと。直す場合には
消しゴムで消さないで、別な紙に描き直したら」と云われた。
そのアイデアが本当に良いアイデアなのか知るためには、自分が気に
食わないと思うアイデアであっても、それを消すのではなく、繰り返し
「描き直して」から、前のアイデアと比較しては、また描き直しをすると
「これだ~!という、デザインに出会う事を教えられた。
ブルーナさんがミッフイを描くときは、線を描くというよりは、点と点を
つなぐように書いては「描き直し」をするから、時間がかかるように
ほんとに「イイモノ」は、それを生み出そうとする「思い入れ」の深さと
描き直す回数や試作の回数と、たぶん比例するんでしょうね。
HPも楽しそうですよ→ディック・ブルーナ・ハウス
2010年03月23日
入賞した「納めの器」

昨年の6月から開発を始めた、伊万里鍋島焼の新作食器「納めの器」を
この2月のギフトショーに出展する時、同時に新製品コンテストがあるので
せっかくの機会だからとダメモトで応募したら、キッチン&ダイニング部門で
「準大賞」に選ばれました。
応募するには、応募用紙に書かれている質問項目に書くのに30分も
かからず、写真を添付した応募用紙をメールで送っただけでした。
例え入賞しなかったとしても、入賞した作品との差(違い)を知ることできるし
何かのヒントにもなるから、応募することはプラスになりますね。
納めの器は冷蔵庫へ収納しやすいように、積み重ねられる容器で
「蓋が皿にも使える」という機能をデザインした食器です。

容器の形状は同じでも、窯元さんによって絵付けする文様がそれぞれ違い
来月の4月1日(木)から大川内山で始まる、「春の窯元市」から
お披露目して販売する予定です。
春の窯元市については→伊万里鍋島焼協同組合
2010年03月20日
洋菓子のマカロン

佐賀や伊万里の洋菓子店にも定番菓子として登場してきたマカロン。
洋菓子のアンリシャルパンティエの美味しいそうなカタログを
見ていたら、その中に上の写真のようにマカロンが紹介されて
マカロンの「見せ方」がうまく、マカロンの事をよく知ってますね。
カタチが可愛いうえに、カラフルな色使いですから、「美味しそう~」と
言う声がでるよりも、「カワイ~」が先に出てしまう。
スイーツ世界のキーワードで、「美味しい」という味わいと、姿カタチの
「可愛い」が同居している、マカロンですね。
アンリシャルパンティエのHPには美味しそうなスイーツがいっぱい!
2010年03月18日
ラーメン専用のフォークとは

ラーメンを食べるときの道具には、箸とレンゲの2つがあれば充分ですが
一人二役のようにひとつの道具でラーメンを食べようと考えられたのが
これひとつで箸とレンゲの役割りをする、写真のラーメンフォーク。
箸とレンゲが合体したというよりは、フォークとスプーンの合体品のようで
ラーメンを食べる時に麺をつかみやすく、スープを飲みやすくと、ラーメンの
専門店が作ったラーメン専用のラーメンフォークです。
制作をコーディネートしたのは、陶磁器で有名な名古屋の「ノリタケ」で、中部や
近畿地方などで有名なラーメンチェーンの「スガキヤ」の店舗で使われてますが
これを発見した場所は、表参道のMOMAストアでした。
先割れスプーンが話題になった事があるけど、これぐらいになると「先割れ」と
言われないで、まんまフォークになってますね。
できた当初、フォークの爪は3本だったそうですが、麺をつかみやすく改良して
今は爪が4本に増え、大人用と子供用がある。
しばらく眺めていると、丸い顔と逆立った髪に見えて、どうも情が移ってしまう。
2010年03月17日
うさこちゃんのデザイン

表紙にミッフイ・うさこちゃんが描かれたディック・ブルーナさんの本。
うさこちゃんが有名なのでブルーナさんは絵本作家のようですが、実は
グラフィックデザイナーですから、彼のデザイン仕事を紹介してます。
うさこちゃんの絵本は従来の絵本にはない「独自なスタイル」なので
こういうオリジナルを作る人は一体どんな人物なのか興味をひかれる。
グラフィックとプロダクトとはデザインのジャンルは異なりますが、独自な
着想は多いに参考になり、刺激をうけますね。
この本を読んでわかったことのひとつに、うさこちゃんのイラストは
ブルーナさんの手描きで、実にゆっくりと描いているから、線がかすかに
震えているのです。描いている線が太いせいか、線の震えまでは
わからないのですが、近づいてよ~く見るとわずかに震えてますね。 続きを読む
2010年03月16日
伊万里で「春の窯元市」

桜の開花予報がニュースに出るようになり、今年の開花は例年よりも
2週間ほど早く、伊万里では来週末頃が花見宴会にはいいようですね。
4月1日(木)から、5日(月)まで大川内山で「春の窯元市」が始まり
桜並木の花見見物がてらか、この期間は人出が多いようです。
特に限定100個の陶板花見弁当は大人気(抽選)で、どんな陶板なのか
当日に受け取るまでわからない楽しみや、また橋めぐりのスタンプラリーなど
いろいろと楽しそうな催事があります。また焼き物販売の屋台も並ぶので
お値打ち品や掘り出しモノを見つけるにはいいですよ。
春の窯元市の詳しいことは→伊万里鍋島焼協同組合
2010年03月15日
期間限定・桜エビ味のビーノ

TVのニュース番組に、桜の開花ニュースが登場して
例年よりも2週間ほど開花が早いようです。
えんどう豆スナックのビーノにも、桜の字がついた「桜エビ味」を入れた
期間限定版がでました。
パッケージには赤い海老のイラストと一緒に、海老の活きの良さを出す
水滴の代わりなのか、水滴が桜の花びらになってます。が、花びらだけ
ではと親切にも青い水滴が1つ描くなど、小技も効いてます。
桜エビなのだからと、春の「桜」をキーワードに楽しく遊んで
袋の上下の赤い帯にも海老のイラストではなく、桜の花びらを置いて
桜花見の宴会気分を盛り上げようとしているようです。
赤いエビのイラストには桜吹雪のアイデアが出たかもしれないが、ビーノの
桜エビ味の配合度合い(えんどう豆が主で、桜えびは従)から、桜吹雪が
ボツになったのではと、勝手に想定しますが。それにしても、
パッケージデザインをまじめに楽しく遊んでいるようで好感が持てます。
2010年03月12日
辛そうで辛くない?

桃屋という会社のCMは面白いので、少し気にかけていたら
今度はCMではなくて、ラー油の商品名に面白いのが出てます。
「辛そうで辛くない、少し辛いラー油」と、ちょっと長いネーミング。
結論的には、「少し辛いラー油」なんですが、これだけではいかんせん
インパクトが何もありませんから、商品名を覚えてもらうには弱い。
「辛そうで辛くない」と、相反する意味合いを付けて、見た人の
頭の中に「一体、どっちだよ~?」と考えさせ、これで「辛」の文字が
3つになる事と、文字を赤色にして「辛くない」を印象づけている。
ですから、「そんなに辛くない」ラー油なんでしょうね、たぶん。
味覚は個人差があるので「少し辛い」と云われても、どれぐらいの
辛さかは食べてみない限り、わからない。
これは、面白そうで面白い、かなり面白いネーミングです。
2010年03月11日
伊万里川の雪景色

昨日の朝から伊万里にも降っていた雪が夕方には積もってきて
かなり冷え込んでましたね。
昨日の午後から、伊万里鍋島焼・秘窯の里「大川内山」に行ったら
伊万里の市内よりも、もっと雪が降ってました。
大川内山まで、市内から車で15分もかからないぐらいの
距離ですが、山と云われるだけにちょと寒さが違いました。
写真は昨日の夕方6時頃の伊万里川沿い風景です。
2010年03月10日
文明堂のカステラ

「カステラ~1番~、電話は~2番~、3時のおやつは~
ブンメイドウ~」と、テレビのCMソングで覚えたというか、頭の中に
刷り込まれたカステラメーカーの名前が文明堂です。 これだから
事の良し悪しよりも、消費者の購買判断はCMに大きく左右される。
長崎→南蛮貿易→異国情緒とイメージが連鎖し、長崎の名物である
カステラも同様なイメージがあり、店舗の名前に「文明堂」なんて
つけるのは上手いネーミングだと思う。創業は明治33年、1900年。
今では、カステラといえば長崎を代表する横綱的な特産品。
その後、暖簾分けして銀座文明堂や麻布文明堂などあるけど、長崎は
「文明堂総本店」と名乗って、やはり文明堂の総家です。
カステラのパッケージにも異人さんの風俗画を描いて、異国情緒を
表現しており、「カステラ=長崎」らしさを出してます。
人々のイメージにある「○○らしさ」は、そう簡単には変わらないね。
2010年03月09日
セゾンのジャム

デパートの地下食品売り場で見かけるようになった、セゾンファクトリー。
セゾンなんて名前とガラス瓶の英語表記から、外国の会社のようだが
日本の山形県にある会社で、1988年の創業で年商が30億ぐらい。
山形の旬の果物を中心に、ジャムや「飲む酢」などの加工食品を作り
そのどれもが、高級品に位置づけている。
中小企業の「あり方」のひとつとして、付加価値の高い商品やサービスを
作ることで、大企業の大量普及品との差別化を図り、独自性を出して
ブランド作りをしている。 独自な商品力・デザイン・情報発信などなど
「こだわり」を持つ地方の中小企業の経営ヒントがここにはある。
2010年03月06日
博多ラーメンの一風堂
久しぶりに、博多の町へ。
お昼時はいつも行列しているので、早めのお昼時間に行ったのは
博多ラーメンの一風堂。
店内に入ったときから響く、店員さんの元気な声がいいね。
そして、BGMに流れるジャズのサウンド。
これが博多ラーメンを食べるリズムと合ってます。
ラーメンが美味しいだけでなく、より一層「美味しい時間と空間」を
提供してくれます。
人気があるお店に入ると、その店の繁盛の秘訣が体感できるから
やはり、百聞は一見にしかずで、現場に行くとよくわかるね。
そしてトッピングフリーの高菜漬け、めんたいこもやし、紅生姜など
一風堂ならではの一味が用意されて、ごちそう様でした!
2010年03月04日
アップルの形をしたメモブロック

どうも、食べ物ネタが続くのは、食い意地がはっているのと、食べ物に
関心がツオイせい。(ツオイはツヨイの強調形だと、勝手に作りました)
ですから、今日も果物のりんごと洋ナシのネタですが。
電話をしている時などには、話の途中でメモをとることがあり、電話のすぐ
そばには、ボールペンやメモ用紙を置いてます。
そんなメモ用紙にはハート形やカラフルなものなど、いろいろあるけど
写真のような、メモブロックは珍しい。
そのまんま、りんごの形を縦方向に薄切りしたメモブロックとはね~。
メモ用紙は薄い紙を横にして重ねたのが「使い易い」から、メモ用紙を
縦方向にするとは思いもつかない。
「使い易い」という事よりも、こんなのが机の上に置いてあると楽しいね~
の方を優先して、思わず触って見たくなる存在感があり、見ている
だけでも楽しくなる。
この商品の名前は、「KUDAMEMO=くだめも」で、りんごの他には
「洋ナシ」もあります。
これが6個入ったパッケージは、まるでみかん箱のようで、これも楽しく
遊びの栄養が満点で、思わず微笑んでしまう。

詳しいことは→DーBROS
と英文字なのですが、日本人のデザイナー集団です。
ここのホームページは、デザイナー集団だけに面白いですよ。
2010年03月03日
牛ごぼう天うどんと「かき揚げ」
ぶ厚い「かき揚げ」をトッピングにと、注文したのは「牛ごぼう天うどん」だけ
では、お腹にはちょっと物足らない気がしたから。
食べたお店は伊万里にもある「うどんのウエスト」、24時間営業です。
一緒に行ったメンバーの中には、牛ごぼう天に「わかめ」のトッピングを
注文していたけど、テーブルにうどんがやって来た時、「かき揚げ」を見た
他のメンバーから「おォ~!」と、小さな歓声がでた。
「これでトッピングの値段が同じはなかろうもん」と、わかめに同情票が。
ワカメもてんこ盛りになって登場したら、きっと歓声に迎えられたでしょう。
ぶ厚い揚げたてのアツアツ「かき揚げ」に軍配が上がったのです。
ここでトッピングの勝負をしても、あんまり意味はないけどね~。
「わかめは丼に入れるというか袋から移すだけで、かき揚げには海老も
入って、揚げる手間もかかっているのに、同じ値段でこがん違うと~?」と
食べ物の話だけに、みんな食いつくね~。
それにしても、ぶ厚いアツアツ揚げたての「かき揚げ」は旨いね~。
2010年03月01日
ジャルダン洋菓子店のピラミッド
月日が経つのが早いもので、今日から3月。
バンクーバーのオリンピックも終わったし、何となく気が抜けるというか。
早く部室を片付けなければと話をしていて、先週の土曜日は
伊万里お菓子倶楽部の部室を片付ける整理整頓の日でした。
伊万里お菓子祭りの催事で使った、パネルや看板や文房具、備品など
まずは、整理(要るモノと不要なモノを仕分けする)の作業から始まり
整理の作業の次が、「整頓」です。使い易いように、見やすいようにと
これまた、仕分けしながらの作業で、およそ3時間半ぐらいで終了。
ひと仕事を終えた後のティータイム用に、ジャルダン洋菓子店さんへ
スイーツを買いに出かけて、写真はお勧めのひとつ「ピラミッド」。
そして、チーズケーキのスティックタイプの「チー棒」も。
みんなで汗を流した後に、食べるスイーツは美味しいね~。
ジャルダン洋菓子店さんのブログも、ぜひ見てください。
こちらをクリック→ジャルダン洋菓子店