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2011年09月09日

硯の形のお菓子「おいし菓硯」



この間、有田で開催された「石」に関係した企画展示に
限定お菓子として出ていたのが、写真のお菓子です。
パッケージのデザインとして、特にこれと云うほどの
特徴もないけれど、気になったのはお菓子の名前。

お菓子の名前は「おいし菓硯」とあり、これを
「おいしかけん」と読む。
お店の名前には「よって来んさい」や「よらんかん」など
方言を使ったのがあり、「おいしかけん」もこのたぐい。

お菓子の名前が「硯・すずり」に関係していることを
匂わしているから、お菓子の形は、中を見るまでもなく
想像したとおり、「黒い硯」の形をしてました。

さらに「お墨付き」と書いてあり、お墨付きの意味は違えど
確かにカカオ味の四角い棒の墨らしきモノが付いていて
こういう遊びがあるのは好きですね。
  


Posted by デザイン散歩 at 20:02Comments(2)お菓子

2011年09月07日

工作は、「工夫して」作ること



使い始めて30年近くになる木のお盆というか大皿。
直径が35cmぐらいで、素材は松の木。
片手でも持てるようにと、縁周りの内側がほんの少しだけ
凹んでいる。この「ほんの少し」というのが普段使いの
日用品や家具には、とても大きな価値があります。

他社製品よりも、より安く作ることを優先すると
「ほんの少しの良さ」は生まれません。良さを考えるよりも
安く作るにはどうするかしか考えないから。

伝統的地場産業や陶磁器産業には楽な時代ではないけれど
手作りならではの「良さ」を考えて、消費されるよりも
愛用されるモノ作りを工夫したほうがいいと思います。
場合によっては、「無用の用」ともいえる遊びの要素や
余裕など、一見すると無駄のようなのも取り入れて
日用品の中にカタチにしてみるのも面白いと思う。

工作の意味を辞書で調べたら、
・簡単な器物を作ること。
・土木・建築・製造などの工事や作業。
などがあり、また別な意味として
・ある目的を達するために、前もって他に働きかけたり
 計画をめぐらしたりして下準備すること。
 例文=「陰にまわって―する」「和平―」
 こうなってくると、デザイナーは工作員に近いね。  


Posted by デザイン散歩 at 19:55Comments(0)デザインとは

2011年09月01日

土雑貨のお店「つちのや」

紙芝居の木枠作りに利用させてもらっている、武雄の若木に
ある、地産地建工房くぬぎの杜には、木工工房だけでなく
土雑貨の「つちのや」という、可愛いお店もあり
木工作業の休憩する時にお世話になっています。
暑い日はお店のなかよりも、外に椅子をだして一休み。
木漏れ日の木陰のほうが涼しく山風が気持ちいいね。





土雑貨「つちのや」さんはブログを書いてますから
どんなとこか、興味のある方はぜひ見てください。
可愛いお店も、テーブルや椅子、窓など、全部がくぬぎの杜の
スタッフ皆さんの手作り。
この間はハメ殺しの窓を開閉できるように改造して、何でも
作っちゃうから、どんどん快適になっていくね。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:57Comments(0)日記

2011年08月30日

グッドデザイン賞の現物審査



この間の8月25日と26日、東京ビッグサイトでは
グッドデザイン賞の現物審査があり、東京にいる友人に
手伝ってもらい、新作の食器を展示しました。
審査員はデザインのスペシャリストばかりですから、審査台に
ただ現物をポンと置いて、はい終わりとはいきません。

審査員は言い換えるとお客さま。その場で初めて多くの現物を
見ることになりますから、印象良く見せて「これはいいね」と
思ってくれるように、現物の「良さ=特長」を、どうやって
見せるか、印象づけるかといった、見せ方の工夫ひとつにも
デザイン力が試されます。しかもコストをかけないで
限られた条件のスペースですから。

こうした審査での「見せ方の工夫」をすることで、その商品を
お店で実際に展示販売する時に、見せ方の工夫が活きてくる。
モノがあふれている時代ですから、お店の展示台にポンと
商品を置いて値段を見せるだけで、その商品の良さ=価値が
初めて見るお客に伝わるでしょうか。
なかなか売れんねと愚痴を言うヒマがあるなら、「見せ方」や
「伝え方」の知恵をだし、もっと工夫せんば。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:51Comments(0)グッドデザイン

2011年08月29日

セブンの挽きたてカフェオレ



たまに立寄るコンビニのセブンイレブン。
朝7時から夜11時まで営業するからと、名づけられた
店名ですが、今では24時間で休みなし。
セブンイレブンオリジナルの「カフェオレ」には
「挽きたて」の形容詞が、頭についています。
「淹れたて」や「挽きたて」などの言葉が付いてるのと
無いとでは、ずいぶん印象が違うような気がする。

原宿にある珈琲の専門店「アンセーニュダングル」。
以前、この店の前を通ったら「淹れたての美味しい珈琲が
できています」と看板が出ていて、淹れたてに誘われて
入ったことがあり、確かにコーヒーは美味しかった。

同じ商品でもお客に伝える表現の仕方や、言葉ひとつで
印象が違うから、「工夫」が必要です。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:42Comments(0)ビジネス

2011年08月18日

朝寝・朝湯のお盆休み

普段とあまり変わらないお盆休みでしたが、せっかくの休みだし
たまには夜更かしをして、朝寝、朝湯でボ~っと過ごそうと
ぼ~っとすごす計画をする貧乏性がどうもなさけない。
そんなボ~っとして読んだ本は北野武の「超思考」「時効」と
萩本欽一さんが取材をうけた「まだ運はあるか」や
ロッカー矢沢永吉の「アー・ユー・ハッピィ?」などなど。



俳優市川雷蔵を書いた村松友視の「雷蔵好み」は、村松友視さんの
「私、プロレスの味方」を読んだ時から、この人の「物の見方」が
多面レンズのように見ている面白さを知って、どんな市川雷蔵を
奥深く切り込むのかと興味をもって読んだ。



朝湯は有田町の隣り、波佐見温泉の「湯治楼・ゆうじろう」へ。
ぬるま湯の高濃度炭酸温泉に体を横に浸してじっくりと1時間。
汗をかいて400gぐらい減っているから、横になってるだけの
こんな楽なダイエットはありがたい。暖簾のマークには3本の
湯けむりでなく、波佐見の「H」にしてるのが妙に気になると。


  


Posted by デザイン散歩 at 19:49Comments(0)日記

2011年08月16日

夏限定のスイカトーストの朝食




お盆休みも終わり、今日から仕事。今年のお盆はいつもと
同じようには過ごせないお盆でしたね。

花火、甲子園、海水浴など、夏には夏らしい行事があるように
毎日の代わりばえしない朝食にも、夏らしいメニューとして

トーストの上にジャムではなく、厚切りのスイカをトーストに
のせた、「スイカトースト」が夏の朝食には登場する。

熱アツこんがりしたトーストに、バターをうすく塗って
冷たくひやした水みずしい15ミリ厚さのスイカをのせて。

スイカの厚みが10ミリだと、スイカを食べてる実感に乏しい。
大事なのはスイカの厚みと、この赤い色が食欲を沸き立たせる。

食べるときはスイカですから、ガブッとかぶりつきながら。
このかぶりつきが寝ぼけた頭を起こしてくれるね。  


Posted by デザイン散歩 at 19:55Comments(0)日記

2011年08月08日

食器の買い方選び方



休日に机の回りの雑誌などを整理したり、整頓してますが
いつも身近に見えるところに置いている本がいくつかあり
「食器の買い方選び方」は、すぐそばに置いてます。
新しいデザインを考えるとき、たとえそれが食器なくても
気分転換にと、どこを読むでもなく読んでます。

著者の秋岡芳夫さんは工業デザイナーでオートバイから
竹とんぼまでデザインして、たまにNHKに出演しては
デザインをわかりやすく話していた人で、事務所や自宅に
お邪魔しては、秋岡さんのデザイン話を聞いてました。

「食器の買い方選び方」に限らず本を読んでいると、前には
気付かなかった所を見つけるなど、本を読む時の心情によって
読んでいても見えたり、見えなかったりするので、この本は
デザインを考える時や迷ったとき、いつでも読めるように
そばに置いて、私のデザイン教科書になってます。

夏休みに入り、「デザイン散歩+」もしばらくお休みします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
  


Posted by デザイン散歩 at 19:51Comments(0)デザインとは

2011年08月04日

午後の紅茶・おいしい無糖



紅茶はティーポットに淹れて飲むのが美味しいと思うけど
ボトルのラベルに、「おいしい無糖」と表示して、これは
おいしいんですよと、宣言しているキリンビバレッジの
「午後の紅茶」には茶葉へのこだわりを感じる。

おいしい○○と、はっきり打ち出したのは、たしか明治乳業の
「おいしい牛乳」だったんじゃないだろうか。
牛乳の価格では高額な値段で販売しています。

味覚の甘いや辛いや、食感のふんわりとか、トロっとした
なんてのはよく見かけるけど、「美味しいんです」と宣言する
ぐらいですから、そうとうな自信があるね。
パッケージに金色なんだけど、ちょっと薄めな金色を使って
「おいしい無糖」の書体は信頼性や真面目さを表現している。  


Posted by デザイン散歩 at 19:41Comments(0)パッケージデザイン

2011年08月01日

伊万里津のからくり時計



伊万里川の川岸から船に焼き物を積んで、ヨーロッパに出していた
歴史を、佐賀銀行の壁の「からくり時計」で簡単に再現しています。
からくり時計なんですが、時計にからくりの仕掛けはなくて
時計の下のスペースで、場面が変化するのです。

1時間ごとに音楽がなっては場面が変身して、船が出てきたり
焼き物らしき荷物を運んでいる人たちが陽気に出てくる。

川なんだけれど、ほとんど海の河口ですから、きっと満潮時あたりに
いっせいに焼き物を船に積み込んで、賑やかだったんでしょうね。

伊万里津の津が港の意味だと知ったのは、日本で一番短い町の名の
三重県の「津市」を知ったとき。唐津は唐の国へ行く港だね。
  


Posted by デザイン散歩 at 20:39Comments(0)伊万里のあれこれ

2011年07月29日

玄海町・浜野浦の夕陽



昨夜、伊万里の夕陽を紹介したので今日は別の場所の夕陽を。
どこかでゆっくりダラダラボーッとしようと、伊万里から
はなれて唐津、玄海町方面に出かけた。
離れるってのは、放れるの意味もあり、何かにつながれて
いるのを、解き放つような効果があるようです。

玄界灘に沈んでいく夕陽と、棚田の水田に光りが反射して
独特の棚田風景が美しい玄海町の浜野浦へ。
時期としてはもう棚田の水田は見れないけれど、
同じように夕陽の写真を撮りに来てる人がいますね。


  


Posted by デザイン散歩 at 20:11Comments(0)日記

2011年07月27日

コルネ東京のパッケージデザインその②




前に紹介したコルネdeコルネ東京のパッケージのパート2。

前回の記事は、こちらから

包装紙はコルネ専用のデザインでしたが、包装紙をあけると

箱もまったく同様のデザインで、かなりのこだわりを感じます。

そしてコルネを入れてる個包装も、包装紙や箱の黒色を基調に

コルネ自身のカラフルさを目立つようコーディネートしている。

お菓子へのこだわり、自信、そして美味しさを伝えようとする

モノ作りの姿勢が、パッケージデザインに表れています。

  


Posted by デザイン散歩 at 19:39Comments(1)パッケージデザイン

2011年07月25日

銀座の「空也もなか」と新しい「空いろ」



小振りで上品な味が評判の銀座6丁目の「空也もなか」。
予約しないで「あ~、この店か」と、ふらっとお店に入っても
もなかをゲットするのが困難なお菓子になっているようです。

「銀座でしか手に入らない」というスタンスから東京と品川駅の
構内のエキュートなんてずいぶん利便性のある立地にできたのが
空也が経営する「空いろ」という新しい店舗。 空也では
ないから、空いろの店では空也もなかを売っていません。

名前の「空いろ」の由来は、空即是色・色即是空からと書いて
空いろ、つまり空に色をつけることで世界にひろがり皆様に
愛されるブランドになり・・と、書かれている。

箱の水色は、空をイメージしたのでしょうか、箱の下隅には
丸いマークが2つあり、お菓子の「たいよう」と「つき」の
2種類が入っているサイン。お菓子ごとにマークがあるとは
こんな所にもこだわっています。海外への進出を視野に
いれており、「あんこ」を主役にした新しいお菓子作りと
店舗展開が始まったようです。
  


Posted by デザイン散歩 at 20:31Comments(0)ブランド

2011年07月23日

グッドデザイン現物審査の準備



グッドデザインの第一次審査をパスした事業所で、次の現物審査に
提出する商品の制作について、午後から打ち合わせをしてきた。
審査用の良品現物をすぐに作りに入らないと、次の締め切りまで
時間にあまり余裕がないので、早めに作りこみをするためです。

まあ、アドバイスというほどではないのですが、審査員は全員が
デザインについてのプロ集団だし、今までに優れた品を見慣れて
いる連中が、「これはいいね」と感じてくれるようにするには、どこに
ポイントがあるだろうかと試作品を見ながら、この辺が大事だろうとか
たぶん、ここもポイントになるだろうと、あくまでも「だろう想定」での
話しになった。そりゃあ、グッドデザイン賞に入賞するにも大事ですが
商品が今の時代に、「これはいいね」と言われるような価値を探して
見つけて、自分で考え、自分で作るほうがもっと大事だと思うし
第一次審査をパスできたのは、デザインとか書類の文章のできばえ
よりも、運が良かったんだと思うから、運の良さにサンキュウだね。
  


Posted by デザイン散歩 at 16:57Comments(0)グッドデザイン

2011年07月22日

暑い季節にはサングラス



太陽の光りがまぶしくなる季節になるとサングラスの出番。
以前にサングラスのデザインをしたことがあり、それはスキーや
ビーチバレーなどのスポーツ用サングラスでした。
今じゃぁ、スポーツ用なんて呼び方はしないで、アスリート向け
と変わっていますが。
運動をして汗をかいてもフィット感を良くする「滑りにくい」
機能や、軽快感のある流線型と、これはもう死語になって、
エアロフォルムなんてカタカナになっています。
すでに世の中にたくさんサングラスがあり、リサーチを兼ねて
自分用のを探したときに見つけたのが、オークリーOakley
の普通用サングラスでした。

アスリート向けのサングラスには、レンズの形状やフレームと
レンズの合わせ方、カラーリングなどに、「動き」を感じる
よう、にぎやかなデザインの傾向になっているようです。
騒音ではないが、にぎやかすぎる「騒色・そうしょく」になっては
ただでさえ暑いのに、騒色ではさらに暑くなってしまう。
暑い季節には省エネと同様に、色彩も少なく「省色」にしては。  


Posted by デザイン散歩 at 13:25Comments(0)ブランド